あらすじ
伯爵令嬢のノアンは父の死をきっかけに、伯爵家を継いだ叔父と実の母親と妹に悪質な嫌がらせをされていた。
つらい生活を一人で耐え、すべてを諦め生きてきたノアンだったが、ついには学園での舞踏会で妹に婚約者まで奪われてしまう。
すべてを失ったその日の夜、部屋の窓から外を眺めていたノアンは不思議な出会いをする。
明るい金髪に真昼のような綺麗な青い瞳。そして、半透明のからだ……
そのときから、ノアンと、幽霊さんこと彼の秘密のおしゃべりが始まる。
記憶をなくした幽霊と、居場所のない少女。
ふたりでのおしゃべりの時間を楽しむなかで、ノアンは優しい彼に心が惹かれていく。
だけど、彼とのお別れのときは迫っていて――
感情タグBEST3
短いですが、起承転結がしっかり整ったお話でした。複雑な家庭で育ち、見方は亡き父親だけだったヒロイン。母と妹に虐げられながらも自分の意思をしっかりと持った女性です。そんなヒロインに穏やかな幸せを感じさせてくれたヒーローがとても素敵でした。
ちょっと…
残念でした。
途中までは楽しんで読ませてもらっていたのですが、説明が長く感じる部分が気になってしまい、後半はさらっと読みました。
ストーリーは良かったのにとても残念でした。