あらすじ
新宿のホテルで外国人娼婦が殺された。被害者は偽造パスポートで入国していた。現場にあった商社マンの名刺から、ソ連邦崩壊後のロシアに狙いをつけた、国際謀略が発覚、事件を捜査する十津川(とつがわ)警部に、ロシア行きの密命が下った。モスクワへ向かうシベリア鉄道の車中で、殺人と諜報戦の火蓋(ひぶた)がきられる。手帳も拳銃もなく孤軍奮闘する十津川。国際サスペンス大作!
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Posted by ブクログ
ある人間が、どういう仕事をするかは、機密事項なので知られていないことが多い.
上の方の信頼が厚い人間は、機密事項を依頼されることも多い.
警察官が海外に行くには、身分をまず外務省に移して行くか、
休暇届けを出しておいて、実際に仕事をするという場合もあるかもしれない.
設定に無理があると思う人がいるとしたら驚きだ.
社会の裏を知らずに、推理小説を読んでいるのだろうか.
外務省だけで手に負えそうにないときには、気軽に他の省庁の有力な人を調達できるのが外務省の特権なのかもしれない.
そういう実態をよく捉えている.
シベリア鉄道は乗ったことがないので、興味津々です.