【感想・ネタバレ】ツナグ 想い人の心得(新潮文庫)のレビュー

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最終章、完全にやられてしまった
「会いたい」気持ちもさながら、「桜を見せられるのをもう自分しか残っていない」という絢子の好きなものを見せる役割としての蜂谷の思いについ泣いてしまった

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2024年06月08日

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ページをめくるとドイツ語を話し出すから、もう涙が止まりませんでした!もう会えない娘の、生前の様子を実際に聞いたり、あの年齢で留学へ行ったり…。「大変だったのよ?」とはにかむおばあさんに、なんてなんてあたたかなんだろうと思った。
大切な人から、こんな風に想われる人になりたい。
大切な人を、こんな風に想える人になりたい。
使者に会える縁がいつになるか分からないので、それまで、大好きな人達と過ごす時間を大切にしようと思います!

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2024年05月08日

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待ちに待った辻村さんのシリーズ作品をいよいよ読んだ。
前作のツナグは約4年前に読み、程々に覚えていたが、今作もとてつもなく良かった。
死者と合わせる使命を持つ歩夢が主人公となっている連作短編集という形はは前作同様ですが、今回は歩夢自身の成長物語としての面があり、より物語に深みがありました。
特に好きだったのが、一人娘の心得。
直接話をしなくても、その人が生きている時に残したもの•言葉•行動に、その人の想いを感じ取れることがとても素敵でした。

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2024年04月21日

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社会人になった歩美が回を重ねるごとに人として、ツナグとして成長していく流れが全ての話で繋がっていて前回よりも面白かった。
どの話もそれぞれにぐっとくるものがあった。

娘を亡くしたお母さんの気持ちはそれぞれで来るものがあった。辛い気持ちもあるけど全ては時が解決していくのを感じた。

とりの工房との関わりも良かった。

うん、全て良かった!!!!

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2024年03月27日

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前作を忘れてしまったので、この機会に両方。2冊を一気に読みました。

父が倒れてほとんど意思疎通が出来なくなってしまった今だから尚更、心に染みるたかも。

自分のことのように読みふけってしまいました。

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2023年12月31日

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シリーズものとは知らずにこちらから読み始めた。
短編になっていてすごく読みやすかった。
子供を先に亡くした母親の話は涙なしには読めなかった。亡くなった人と一度だけ会えるとしたら、いつ誰に会うのか、自分が会いに行くのか、会いにきてくれるのを待つのか、考えてもまだ答えは出ないけど、会える人に今会っておく、話したいことを伝えておこうと再認識させてくれる本だった。

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2024年02月19日

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人生を歴史に捧げた元教員の話、上川岳満が、「自分の人生が誰かにとってそんなふうに思ってもらえるとは想像もしなかった」とお礼を言うシーン、すき。とても身近に感じられた。
娘さんに会いたい母親の話は、もう涙必須。想像するとほんと辛い。自分のせいかもと思うと、余計辛い。私が娘で、母さんより先に死んでしまうこと、これも辛い。ただ、おばあちゃんの、「人生なんてそんなもんさ」に少し救われた。後悔がないように生きていれば、そんな気持ちになれるのかな?大切な人がいなくなっても、自分の人生は続いていく。時間は寄り添って悲しんではくれない。強く優しい人になりたい。毎日を後悔しないように生きていきたいと思った。

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2024年03月11日

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