あらすじ
現代のようにグローバル化が進み、国境を越える人の移動が増える中、個人の国籍やアイデンティティはどんどん複雑化している。外国に移住する人、移動を頻繁にする人、国際結婚する人が増え、複雑化する国籍の問題はすっかり身近な現象になっている。(第1章より)自ら「無国籍者」として人生の大半を過ごしてきた著者が、無国籍や複数国籍の当事者にインタビュー。「国とは何か」「国籍とは何か」を根本から考える。
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Posted by ブクログ
正直二重国籍を認めない日本の法律はもう時代にそぐわないのではないかと思う。そして「日本国籍」を所有しない日本定住者に対しての対応も。
確かに日本に帰化申請すればいいという話もあるけど、この本を読んでその国籍にアイデンティティを持ってたり家族とのつながりがあって、その国籍を維持したい場合もあるなと。
また無国籍の問題は難民問題くらいしか想像つかなかったけど、外交問題や国の情勢で自動的に無国籍状態になってしまっていた人もいたのかと。
ノーベル賞で、今は日本国籍を持ってない人に「日本人」ということをやたら持ち上げて報道するくらいなら、日本国籍を剥奪するような法律やめればいいのになーと思う。あと日本国籍持っているのに見た目が「日本人」ぽくないことで何かしら偏見を持つことも。