感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2023年03月16日
伝統的なメディアNHKが慣れないOSINT(open source intelligence)の手法を使って、ミャンマー軍事クーデターの闇を暴こうと奮闘したドキュメンタリー。当時、ミャンマーの現状にNHKスペシャルが本気で取り組んでくれたことに感謝していたが、それはこれほどの熱意をもって伝えようと粉...続きを読む骨砕身したメンバーたちがいたからなのだ。また時代の変化と共に、新たなメディアのあり方やFACTチェックなど、必死で革新していこうとする国営メディアの姿勢にも打たれるものがあった。
Posted by ブクログ 2022年10月01日
OSINTを利用して報道番組を仕上げる。その手法が紹介される一冊。
OSINTとはOpen Source Intelligence のこと、ネット上の動画や画像などの公開情報を利用して調査報道を行うもの。
これをTV局の制作手法として利用するのだからスゴいよね。もちろん「裏どり」に膨大な手間暇がかか...続きを読むるのだが、それを克服できれば得られる情報は無限とも言えるものだ。裏どりをするための各種ツールも日進月歩で進化しており、これからはネット上の情報を「真」と断定するための条件の整備が進むんだろうな。
Posted by ブクログ 2022年09月02日
コロナ禍で現場取材ができなくなったNHKスペシャル取材班が、OSINTを駆使した取材で、ミャンマーの惨状に迫る様子が克明に描かれる。ウクライナ危機の裏で埋もれさせてはならないと感じた。
OSINT という技術でのドキュメンタリー作成についての、分かりやすい書籍であると同時に、ミャンマーで起こっている理不尽な真実、ロシアの兵器が絡むアジアの不安定な現状が迫ってくる素晴らしい本です。NHK 受信料の払いがいもあろうってもんです。
Posted by ブクログ 2022年09月14日
新しい報道の形である。べリングキャットの日本版で、ミャンマーでの紛争のニュース作成である。OSINT(Open Source Intelligence)について具体的な方法である。べリングキャットの本を読んだ方がわかりやすいようにも思える。
Posted by ブクログ 2023年05月14日
ミャンマー(ビルマ)の民主主義を求める人達と軍による制圧を巡る動乱。渡航ができない危険な海外情勢をデジタルを駆使し、いかに真実を見極め報道するかのドキュメント。
「デジタルハンター」とググると本書や本書の元となったNHKの番組がでてくるが、一般には「オープン・ソースインテリジェンス」の方が通じると思...続きを読むう。つまり、SNSや新聞・書籍などオープンに公開されている情報を丹念に分析する手法。「ベリングキャット」が2014年のマレーシア航空17便撃墜事故で、オープンソースから親ロシアが地対空ミサイルを誤射したことをSNSなどに投稿された写真からわりだしたことが有名かと思う。
その手法を本書では一部解説しているが、「ベリングキャット」の有料の講座を受講して得た知識は外部提供できないから記載してない。残念。
しかし、無料のソフトから分析していく手法は一部記載されており興味深かった。