あらすじ
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シマリスは古くから定番のペットとして知られていますが、犬や猫に比べれば野生味の多く残る、わからないことも多い動物です。素早い動きでところ狭しと飛び回り、器用な前足で地面を掘り、穀物を持って上手に殻を剥き、頬袋いっぱいに詰めた食べ物を運ぶ姿や、ていねいな毛づくろいなど、野生の暮らしの中での行動やしぐさを飼育下でも多く見せてくれるでしょう。
野生味を強く残すシマリスとは、接し方の面で飼い主の思い通りにならないことも多いのですが、飼い主によるとそこもまたシマリスの魅力なのだそう! ただしシマリスは学習する動物なので、飼い主がシマリスをよく理解して接すると、個性に合った、ちょうど良い距離感でシマリスとコミュニケーションを楽しむことができます。
一緒に暮らしていくうちに、小さな体なのに存在感の大きさを飼い主に抱かせる、そんな底知れぬ生態と愛くるしいルックスをもつシマリスの接し方、食事、住まい、世話、繁殖、病気などを写真とイラストでわかりやすく解説します。また、シマリス愛にあふれたグッズやアートなどの紹介やリス文化史にも迫り、飼い主の皆さんの経験談や工夫、写真が随所に載った、飼っている方が知りたいと思うことでいっぱいの飼育書になっています。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
シマリスを飼うつもりは毛頭ないのだが、以前からそのカワいさは大好きだったので、読んでみた。
本書で初めて知ったのだが、シマリスと名がつくものだけで25種類もいて、現在日本でペットとして販売、飼育されているものは外国産(主に中国)の外来生物であり、特定外来生物指定ではないものの、生態系を乱すおそれなどから、重点対策外来種の指定を受けていること等はおどろきであった。
また、本書のユニークな点として、飼育に関することだけでなく、「リスの語源」、「和歌に詠まれたシマリス」、「シンデレラの靴はリスの靴?」、「元祖?肩のりリス、チャッピー」他リスにまつわる雑学も掲載されているところがあげられる。
個人的にはシンデレラの靴の話は「へ~」だったし、、元祖肩のりリスとして、「宇宙少年ソラン」のチャッピーが取り上げられていることがうれしかった。