あらすじ
こんな時どうするか?
「席に座っていると報告、相談、来客、雑務など日常に流されて肝心の課題に計画的に取り組めない」
→1日の計は前日にあり、1週間の計は前週にあり。金曜日に来週中に何をやらなければならないかを書き出す。
「能率よく仕事が進められない」
→縦長の罫紙の左側に日にち、真ん中に関係者との作業、右にあなたがしなければならないことを書いた「工程表」をつくり、関係者で共有する。
「会議ばかりが多く、時間をとられている」
→会議は仕事場の敵だ。資料配布とメールでの意見交換で済む会議、目的が不明確な会議がたくさんある。意思決定なのか、意見交換なのか目的をはっきりする。開始時間を厳守し、終わりの時間を決めておく。
「超勤時間が多く問題になっている」
→100点満点を目指すのをやめる。80点でいい。残りの20点を取ろうとすると、80点を取るのに費やした以上の労力が必要になる。
「上司に報告文書をちゃんと読んでもらいたい」
→1枚にまとめる。項目は3つまで。人間の脳は1,2,3の次は「たくさん」。4つ以上書くと上司の頭には何も残らない。
「分かりやすい文書を書きたい」
→書いた文をいちど英語に訳してみる。主語、目的語を考えることになる。英会話能力が優れていない方が「分かりやすい文章にする」には良い。
→「適切に対処する」「整備の推進を図る」「所要の措置」「積極的に検討」「体制整備」「高度化」などが出てくるとうさんくさくなる。家族に伝わる言葉を使う。
「同僚や部下、住民に怒りたくなることがある」
→テーブルの下で指を折って10数える。それでもおさまらない時は指を折ることを繰り返す。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
だいぶ前に読んでて書き忘れてた件σ^_^;
この本は3部作でじっくり読んで書くつもりが忘れてましたorz
「説明は唾を飛ばすより紙で」
この本を読んで会議資料(趣旨紙)を作るようになりました。
確かによくその読んでるメモ送ってくれと課長会で言われてましたσ^_^;
上司への説明資料にもなりますし成果物のイントロとして必須なツールやと思います。
読みっぱなしではなくて実践しててホッとしました。
「明るく」
あいさつや返事を笑顔ですることはこの本を読んでからじゃないですがやっててよかったと思います。
相談しやすいキャラ設定は陰キャの僕には絶対必要なんで。
「服装と振る舞いがあなたをつくります」
本書を読んでできてるかは別として身だしなみや作法には気をつけるようになりました。
周りが自分をどう見てるのか
一挙手一投足が見られてると思うと自ずと所作も改まるものです。
もっと意識を持たないといけないと思います。
昔の僕を知ってる人が見たら丸くなったなあと思われてると思います。
自分自身尖ったところが無くなったと思います。
福祉がやりたいと思ってなった職業
まだまだ頑張っていきます^_^
Posted by ブクログ
公務員として生きていくための心構えについて説いた本。日頃の挨拶や礼儀作法、服装に気を配るなど社会人としての基本的な所作から、資料は一枚に簡潔にまとめ結論から書く、などの具体的な仕事術まで幅広いアドバイスが記載されています。
自分は中堅に差し掛かっていますが、今読み返しても改めて初心に立ち返ることができました。今後も仕事やキャリアに迷いが生じた時などに読み返したいと思いました。
【印象に残った箇所】
常に明るく仕事をする
迷った時は周りに相談
前日や前の週に仕事の段取りを考える
具体的な業務を工程表に落とし込む
資料の準備(資料作成は結論から、予行演習、いつ誰から説明するか(時間があれば周囲の意見も参考に))
仕事で評価される資質は、仕事の技術、対人関係の能力、人格
Posted by ブクログ
事務次官も経験した公務員38年の仕事術を公開した一冊。書かれてる内容は、基本的なことだが、これらを着実・確実にできる人は強い。「楽しく仕事して出世するこつは、明るさ」「説明は唾を飛ばすより紙で」「服装と振る舞いがあなたをつくる」とのこと。人生は自己実現、自分の仕事を、人生を、誇りに想えるように精進したい。
Posted by ブクログ
復興庁の事務次官まで上り詰めた筆者が、公務員として働く上での気構えについて記した本。書いていることに、目から鱗が落ちるような目新しい、斬新なアイデアがあるわけではなく、「うんうん、そうだよね」と思うような話が多いが、それを常に意識しながら働いているかというとそうではないので、しっかり文章化して意識付けるという意味では読んで良かったと思う。
要は、「相手の立場になって考える」ということかと思う。部下であれば、明るく相談しやすい上司がよいし、カウンターパートだったら難しい案件であっても前向きに協議してくれる相手がよいし、お客さんだったら身だしなみがきれいでハキハキ話してくれる人がよい。そうした行動を心がけよう!ということでしょう。
Posted by ブクログ
復興庁事務次官や県庁派遣を経験してきた著者が、公務員としてよりよく働くための心構えや仕事の仕方について著したもの。
いわゆる仕事術的なものはあるけれど、それはメインではなく、公務員として住民に信頼され、関係機関に信頼され、上司に認められるにはどう振る舞うべきか?ということが中心。派手なもの・奇抜な発想というものはなく、ある意味当たり前のことが書いてあるのですが、当たり前のようでできていないなぁ、と改めて振り返ることができた気がします。
Posted by ブクログ
明るく、あいさつをして、返事もして。
気持ちよく仕事する。
説明の仕方(資料づくり、メモで進める)、工程管理(関係者に納得してもらえる解が正解)、
報・連・相の仕方、身だしなみ(鏡で表情もみる)…。
公務員に限らないとは思うが、こういう「仕事の基本の教科書」みたいなのは読んだことが、ありそうでなかった。
けれど、若手の育成なんかも所掌していたことを考えると、触れていても良かったのかもな。
公務員はサービス業(だから、国民に気持ちよくなってもらう仕事をしよう)、というのも大いに納得。
基本的に若手の係員・係長クラス向けだろうが、どの層にとっても得るものがあるのではないか。
訪問客をエレベータホールまで見送れというのなんて、若手じゃなかなかそこまで行動できないし。
※仕事が顔を作る。「40歳を過ぎたら自分の顔に責任を持て」というのが、アメリカのリンカーン大統領の言葉だったとは知らなかった。
Every man over forty is responsible for his face.