あらすじ
1980年代に大ブームを巻き起こしたルービックキューブ。人々はいまなおそれを解く速さを競い合い、創造性の源、知性のシンボルとしてとらえてもいる。一方、その考案者の感性や思想は、キューブさながらにシンプルかつ深淵だ。富や名声に執着しない彼が、いかにキューブを考案し、そこから何を学んできたのか、赤裸々に語る!
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Posted by ブクログ
<目次>
1~6(章のタイトルなし)
<内容>
ルービックキューブの発明者、エルノー・ルービックの伝記本。と言っても一筋縄ではいかない。伝記なのだが、どこから読んでも話が通じるような通じないような…。でも、ルービックキューブが、単なるおもちゃではなく、数学的、幾何学的思考、論理的思考からコミュケーション、手指の運動(ボケ防止効果など)まで、あらゆることに効果があるらしい。創作者の意図を超えて、全世界に羽ばたいていったのだ。創作者はハンガリー人で、創作した当時のハンガリーは、ガチガチの社会主義国家だったのだ。そんなことも含めて、いろいろな視点で読める。