【感想・ネタバレ】皮膚、人間のすべてを語る――万能の臓器と巡る10章のレビュー

あらすじ

「自分」が皮膚の内側に隠れていると思ったら大間違い。皮膚こそ、自分そのものであり、つねに私たちを語っている。とくに、アイデンティティとの関連では皮膚の色に格別の関心が置かれがちだが、皮膚はもっとずっと多彩なやり方で私たち自身を形作っている。そして、健康、美容といった生活面はもちろんのこと、「哲学や宗教、言語にまで、単なる物質的なあり方をはるかに超えた影響力を及ぼしている」と著者はいう。本書が提供するのは、著者の専門である科学・医学はもちろん、社会・心理・歴史などの領域を含む、広大な皮膚の世界を巡る旅だ。ポケットから鍵を取り出してドアを開けるという動作一つとっても、皮膚がどれほど精妙に機能しているか、もしあなたが意識したことがなかったなら、きっとこの本の随所に発見が待っている。卓越した案内人である著者とともにこの大きな旅を終えたときには、知りたかったことすべてを見て回ったように感じられるだろう。自分の皮膚の実力を知るだけで、私たちは小さな支えを得る。なぜなら、「それはつまり、私たちが何者であるかを理解すること」だからだ。米英で大好評を得た2019年《英国王立協会科学図書賞》最終候補作の、待望の邦訳。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

メモ
・抗酸化サプリは今のところエビデンスなし
・やっぱり日焼けは良くない。ビタミンDはサプリで取ればいい
・ニキビの原因は脂肪より糖質
・肌にいいのは結局よく寝ること、いい食生活
・皮膚の常在菌(マイクロバイオーム)は個人で違う、家族は似る。触れ合う=菌の交換
・腸の調子は皮膚に影響する、皮膚の調子はメンタルに影響する。それぞれ逆も成り立つ
・ハンセン病は感染力は極めて低いもののけ姫のあの人たちや大谷吉継…)

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2022年11月27日

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