あらすじ
教室の片隅にいるような私たちにも、恋はとびきりあざやかだ――。
クラスで目立たない存在だった好きな人がいきなり人気者になって…!? デビュー作『中庭には猫がいて』
写真部の生意気な後輩男子が写す片想い…『恋は四角く切り取って』
高校デビューした主人公と犬猿の仲の同中男子の放課後、『永久不変のきらきら星』
友達みたいなカップルの愛しすぎる一歩前進、『きみだけに春が来る』
の4編を収録。
思わず駆け出さずにはいられない想いを抱える高校生たちの、青春と恋の物語。
感情タグBEST3
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匿名
デザート本誌で見た覚えがあった作品。等身大の登場人物と、絵柄が印象的。
新人の方と、思いきや聞いたことある、タイトルの、作品をすでにいくつか出してるのを知り、これから楽しみな作者さんだと思った。
匿名
オムニバス
高校一年生の南にはある習慣がある。
お昼ごはんを食べたあと予鈴が鳴るまでのあいだに中庭に行って猫と触れ合うためなのだが、実際はそこでお昼を一人で食べている同じクラスの男子の牧島と話すことが彼女が楽しみにしていることだった。
あまりクラスに馴染めていない牧島といい雰囲気になるが決定打をお互い出せないまま文化祭が近づいているが…。
写真部の二年生である葵は高校から写真部に入ったのだが、きっかけは当時の二年生である男子の橘から笑いかけられたことだった。
そんな彼の笑顔に押されて入部した葵は三年に進級して部長になった橘がコンクールでいい賞を取ったのを知ったのだが誇らしいという感情より複雑な気持ちが勝っていた。
何故なら被写体が彼の恋人だったからだ…。
青春を詰め込んだオムニバスになんともいえない感情がわいてきた。