あらすじ
教室の片隅にいるような私たちにも、恋はとびきりあざやかだ――。
クラスで目立たない存在だった好きな人がいきなり人気者になって…!? デビュー作『中庭には猫がいて』
写真部の生意気な後輩男子が写す片想い…『恋は四角く切り取って』
高校デビューした主人公と犬猿の仲の同中男子の放課後、『永久不変のきらきら星』
友達みたいなカップルの愛しすぎる一歩前進、『きみだけに春が来る』
の4編を収録。
思わず駆け出さずにはいられない想いを抱える高校生たちの、青春と恋の物語。
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匿名
可愛い
高校生らしいホッとする素敵なお話でした。
絵も優しい感じで可愛らしいし、1人1人の性格もあったかい。
何度も読み返したくなるようなほっこりするお話です。
どのお話もとてもシュワシュワした甘酸っぱいお話で、最後まで楽しく読めた作品。旗谷先生の描くアオハルからしか得られないキュンがあるように思います。どの登場人物も可愛らしくて応援したくなる。
匿名
粒ぞろい
お気に入りです!2巻も含めて定期的に読み返しています。
どのお話も純真でかわいらしいし、テンポが良くて読みやすい。
特にセリフやナレーションが好きです。胸をギュッとつかまれます。
おすすめの一冊です。
Posted by ブクログ
この短編集ぜんぶよかった。表題作は星5。どれも忠実で綺麗で精錬されて不器用なピュアな恋愛を感じられる。学生時代の甘酸っぱい感じもどかしい感じがほんとによく表現されてた。連作ではないけど同じ様な形で2巻も出るみたいだから楽しみ。短い話の中にしっかりまとめあげられててそれを何本も書くてすごいと思う。どれも面白かった。
匿名
オムニバス
高校一年生の南にはある習慣がある。
お昼ごはんを食べたあと予鈴が鳴るまでのあいだに中庭に行って猫と触れ合うためなのだが、実際はそこでお昼を一人で食べている同じクラスの男子の牧島と話すことが彼女が楽しみにしていることだった。
あまりクラスに馴染めていない牧島といい雰囲気になるが決定打をお互い出せないまま文化祭が近づいているが…。
写真部の二年生である葵は高校から写真部に入ったのだが、きっかけは当時の二年生である男子の橘から笑いかけられたことだった。
そんな彼の笑顔に押されて入部した葵は三年に進級して部長になった橘がコンクールでいい賞を取ったのを知ったのだが誇らしいという感情より複雑な気持ちが勝っていた。
何故なら被写体が彼の恋人だったからだ…。
青春を詰め込んだオムニバスになんともいえない感情がわいてきた。