【感想・ネタバレ】あやかし華族の妖狐令嬢、陰陽師と政略結婚する 3のレビュー

あらすじ

北風が吹き冬が到来した頃、瀬那と伊月は寝所をともにするようになった。だが、小さい頃に実母が失踪した過去のある瀬那には、子どもができたとしても、どう接していいのかが分からずに悩む。そんな瀬那は、外出先で妹の朝子と遭遇した。朝子は帝都で、行方不明だった瀬那の母親を見かけたという。一方、帝都では呪いを振りまき人々の命を奪う妖狐が出現していた。瀬那の父が経営する料亭は、犯人隠匿の疑いをかけられて営業停止になってしまう。事件解決のため、伊月は帝都警察の邏卒、瀬那は邏卒がよく立ち寄るというカフェーの女給に扮して調査を開始するけれど……。シリーズ完結巻!

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Posted by ブクログ

 「ハッピーエンドに弱いのよー」というセリフが頭の中で回った。

 伊月と姉との仲の話は、瀬那と母との関係を修復するための伏線だった。この作者さんの因果の絡め方、本当に見事。

 そして、四季を通しての料理がいい。彩り、五味、香り、歯触り、温度、旬の素材。食べる人の好みに合わせた料理法と、皆で過程を楽しむ焼き芋や御節供。日本の文化ここに極まれり。
 楽しめました。

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2023年05月20日

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