【感想・ネタバレ】資本主義・デモクラシー・エコロジー ――危機の時代の「突破口」を求めてのレビュー

あらすじ

自由民主主義体制は20世紀半ば以降、大枠としては機能してきたが、いまや多くの自由主義諸国で、代表制や複数政党制の機能不全が指摘されるようになっている。新自由主義が世界経済を席巻するようになるにつれ、格差社会化も進行している。地球環境の危機も深刻化している今、これら喫緊に課題とどう向き合うかを巨視的な枠組みから考究し、隘路からの脱出の方途を探った渾身の書である。

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Posted by ブクログ

資本主義、民主主義、ナショナリズムが三頭立ての馬車が、資本主義の変容や社会福祉等の劣化、生態系の破壊によりうまく走らなくなっているのが現代であり、この危機の突破口をいかに見つけるかというのが主題。
グローバル金融資本主義による格差の拡大。委任型正統性とアカウンタビリティ型正統性。参加民主主義、代表制民主主義、自由民主主義。持続可能な発展と脱成長、定常型経済。

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2022年02月13日

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