あらすじ
「この女は誰にも渡さない。……たとえ神であっても」アリーシャの秘裂を、皇帝リューンガルドの猛った欲棒が貫く。快感で火照る肌に浮かび上がる聖痕。肉欲を教え込まれた“聖女”は“女”へと堕ちていく……。自身の存在が争いの種となっていることに絶望する聖女と、国を愛するがゆえに孤高の存在となった皇帝。二人は強く惹かれ求め合い――。運命を切り開く、真実の愛の物語!
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Posted by ブクログ
ヒーローは聖女として搾取され続けたヒロインを救い、またヒーローの孤独をヒロインが救う。そんな運命的な関係、すごく好きです。
ヒロインのピンチを助け、懸想する傭兵や、ヒーローに恋をする令嬢、ヒロインを聖女として利用しようとする神官、またヒロインを虐待してきた両親……。
と、敵となる存在が次から次に登場するので、ずっと夢中で読んでしまいました。
ソーニャのような重い雰囲気ですが、溺愛っぷりはちゃんとティアラで、読みごたえがあり面白かったです。
匿名
重い
ヒロインの聖女様がヒトとして変わっていく様子が健気で可愛い。本当に皇帝が好きなんだなぁ。聖女なのに、聖女のせいで大勢の人間が殺されてしまった己の無力感、哀しみ、孤独。ヒーローの皇帝も人格破壊してもおかしく無い人生。主人公二人の苦しさが重い。この作家さんの特徴でしょうか。ところで、聖女を消そうとした王女はどうなったのかな。あとからでてきた害虫はそれなりに罰されたけど、処刑されたのは一部だけだったし若干モヤモヤ。終盤きっちり聖女を自由にしてから幸福の予感を残してくださるとは神様は粋なことをなさる。