あらすじ
「ドS刑事」シリーズ著者が贈る
ノスタルジックホラーの最高傑作!
狂気の馬鹿笑いが鳴り響く
1980年代、ゲームに明け暮れた少年少女の冒険記
子どもたちはなぜトンネルで消えたのか?
駄菓子屋でゲームに明け暮れる中学2年の哲太。
ある日、最新機種『ゼビウス』を完全攻略する女の子が現れた。
転校生の珠代だ。彼女は哲太たちとともに、
心霊スポット・旧本坂トンネルを訪れる。
しかし、仲間の内、ひとりだけ帰ってこない……。
トンネルで相次いで失踪した子どもたちの共通点を探ると、
あるゲームが浮かび上がった。『イーヴィル・デッド』だ。
失踪した仲間を救うために、彼らは奔走する。
三つ叉槍、口裂け女、放火された映画館、村の呪い……。
トンネルで待っていた魔物とは!?
予測不能ホラー×ミステリーの新傑作!
【目次】
プロローグ
坪井哲太
久米龍太郎
坪井哲太
加茂満雄
麻生珠代
坪井哲太
エピローグ
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
七尾与史の作品ということで思わず手に取ってしまった。
内容としては、色々と抱える少年少女がそれぞれの悩みを克服して一致団結していくという鉄板な内容だったが、それゆえに読みやすく分かりやすいためスラスラと読み進めることができてしまった。
個人的に意外だったのが、七尾与史の殺人等、深刻?深くなってしまう内容をコミカルに描くような物ではなく、ちゃんと深掘りしていった。
何となくそんなイメージがあったので意外に感じたのだが、それとは関係なしに面白い作品だった。
Posted by ブクログ
古の悪魔が巻き起こすファンタジーホラー
昭和時代の駄菓子屋ファウストのゲーム機「イーヴィル・テッド」をクリアした子供たちが、心霊スポット「本坂トンネル」で姿を消す怪現象に、哲太含め、中学生がその謎に挑む。
仲間の龍太郎を助けるべく、ゲームと心霊スポットとの関係を調べていくうちに、信仰から作り出されたある村の怨念に気づく。
自らを犠牲にしつつ、仲間を助けに行く少年たち!
Posted by ブクログ
クリアした子供が姿を消す、駄菓子屋の片隅に置かれたゲーム「イーヴィルデッド」。消えた友人を探すため中学生の男女が謎を追う。
割と、こうバカミスの作家さんのイメージがあったので今回もそれかなって思ったらオカルトだった。
今一つかな。いい意味でも悪い意味でもB級感がすごい。えらく迂遠な方法で「恐怖心」を集める黒幕にもほのぼのしなくもないし、なんとなくの力業でどうにかする主人公勢。最後にちらっとだけでてくる取ってつけたような珠代さんの割と暗いバックストーリー。結局なんのために集められたのかよくわからない生贄少年たち。なんでみんなさらわれた当時の姿のままいるの?やたら強調される「裂けた口」とやらで食べられたりとかなにかされたりしてないの?
勢いみたいなものは感じられたんだけど、それ以外はちょっと大味だな、という印象でした。
Posted by ブクログ
駄菓子屋でゲームに没頭する中2の哲太。ある日、最新ゲーム台をクリアする少女に出会う。その子は哲太のクラスの転校生・珠代だった。
珠代と仲良くなり、剣道部のメンバーと共に心霊スポットのトンネルへ肝試しをするが、仲間の1人が忽然と姿を消していた。
過去にもそのトンネルで忽然と姿を消した子供がいた。その子達の共通点は『イーヴィル・デッド』と言う駄菓子屋に置いてあるゲーム機をクリアした事。哲太達はそのゲームの核心に迫る…
居なくなった仲間を救う為に、中学生達が団結してゲームをクリアしたり、そのゲームの作者を探したりと、ミステリーだけど、ノスタルジックホラーが組み合わされて、どこか懐かしい感じがしました。
子供達とイーヴィル・デッドの戦いは中々ホラーでちょっと怖かったです。