あらすじ
『青い花』テレビアニメ化で話題沸騰、志村貴子(『放浪息子』)の短編集。夢に出てきたハダカの女の子は…どう見ても、ぼくなんです。繊細で淡々とした作風で人気急上昇中の志村貴子、傑作読切作品が1冊に! 『放浪息子』の原点的作品である表題作「ぼくは、おんなのこ」など、計6作品を収録!
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「放浪息子」の志村貴子による短編集。性的マイノリティに属する人々が多く扱われているのが特徴。なにかこだわりでもあるのか。同性の家庭教師にほのかな恋心を抱く少女を描いた書き下ろし「Sweet16」は、文字通りの「短編」ながら志村貴子の持ち味と、暖かできらりと鋭い視点が十分に詰め込まれた佳作。
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短編集。
表題作は、世界中の男女の性別が一夜にして変わってしまうという凄い発想のお話です。
でも、小さな個人的なパニックはあるとしても、けっこう淡々と進んでいくところが、なかなかうまいなぁと思います。
ジェンダーのゆれは、この人のなかでというか、少女マンガ家のなかではやっぱり大きな問題で、その意味で、この人も正当な少女マンガ家の後継者なんだなあと思います。
Posted by ブクログ
最近、めっきり志村貴子さんのファンです。
作者の描きたいことがよく伝わってる。
一見、綺麗なんだけど、心のなかの醜い部分も描いている。
だから、好むのかな。
(10,3,23)
Posted by ブクログ
短編集。
表題作は、ある日突然、男は女に、女は男になってしまった世界の話。
「放浪息子」の修ちゃんが文化祭の演劇のために書いた物語ですね。
性別が逆転して戸惑う人、密かに喜ぶ人、諦めて楽しむことにした人。
人によって、いろいろな考え方があるんだなーと思いました。
私はたぶん泣きます。(笑)
終わり方がすっきりしないのですが、続編があると嬉しいですね。
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性の倒錯や倫理的に危険な恋とか、おかしな事になっているのにも関わらず何てことないように描かれているけれども、やはり大変なんだよなとみえるこの漫画。
Posted by ブクログ
そもそもの画が非常に好みな上に、ストーリーも極上。というわけで、志村貴子はべた褒めせざるをえない。これは短編集。種をぱらぱらと。といった印象。(07/5/4)