あらすじ
「伝わった!」は、一生ものの自信になる。
学年とともに言えなくなる意見、出せなくなる個性──
子どもに宿る可能性は、「プレゼン力」で開花する。
学力や普段の生活まで変えるこの力は、どうすれば育めるのか?
受講者40,000人以上、公教育の場でリピートされる人気プログラムのエッセンスを凝縮!
「話す力」のHow:どうすれば子どもの「話す力」を育めるのか?
8年間の活動のなかで練り上げた実践のヒントを、「考える」「伝える」「見せる」の3ステップで紹介!
子どもが安心して発信できる環境づくり・声かけの例も
・イイタイコトを見つけやすくする4つの習慣
・道具いらずですぐにできる3つの発声トレーニング
・「新聞づくり」との違いを意識しよう
・「話せるクラス」に必要なこと
・こんな子がいたら──ケースごとの寄り添い方
・「第三の大人」だからこそ見つけられるものがある
...etc
「話す力」のWhy:「話す力」はなぜ重要で、どうしていまの日本では育たないのか?
「正しさ」よりも「好き」を語れる教育・社会のあり方とは?
「社会・文化」「教育政策」「学校経営」「授業現場」の4層で分析し、豊富な現場エピソードとデータから提言!
目次
第1章 どんな子でも、話せるようになる
第2章 教育のラストワンマイル──なぜいま「話す力」は重要なのか
第3章 考える力──一番多くの時間を割くべきところ
第4章 伝える力──日本人の弱点、けれど鍛えれば即効性があるもの
第5章 見せる力──陥りがちな罠に注意、けれど絶大なパワーを持つもの
第6章 「話せるクラス」に必要なこと
第7章 4層のチャレンジ
第8章 大人の私たち一人ひとりにできること
第9章 「話せる国」に向かって
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
実践的で素晴らしい取り組みだと思った。
自分の頭で考えて、堂々と伝えて、自信を持って成果を見せることの豊かな将来性を感じた。
思考力、判断力、表現力が求められる今の学習指導要領の中で、自分の子どもの話す力はどうなのかを考えさせられた。
親である私も、たくさん本を読んだり、人と会話したりして、自分で考える力をつけて、子どもに親の背中を見せたいと思った。
Posted by ブクログ
すべての子どもに「話す力」を読んで。
こどもが未来を切り開くために「話す力」を養うことが重要。
終身雇用が終わりを迎え、自分の能力&やりたいことをしっかり把握し相手に伝えることが重要になっている。会社が最後まで自分の面倒をみてくれることがなくなり、より個人の考えが必要。ただし、テクニック的に伝え方だけを学んでも壁がある。論理的に相手にうまく伝えるためのテンプレートを習得しても限界がある。
まず土台となる考えがあって、次にそれをどう伝えたいかがあり、伝えるための見せ方がある。
つまり、最初に本人の情熱的な部分は何かをしっかり育てることが必要。そして、情熱をストーリーをもって整理しておくと、相手に伝える時も伝えやすい。
本書を読んで、自分の子どもと接するときに以下を意識したい。
①どんなことに情熱を持っているのか観察し阻害しない
②親が先回りせずに子供の意見を聞く
③大きな声を出す機会を設ける