【感想・ネタバレ】トーフビーツの難聴日記のレビュー

あらすじ

※電子書籍版には、表紙画像や中吊り画像に掲載されている一部の記事、画像、広告、付録が含まれていない、または一部の画像が修正されている場合がありますので、内容をご確認の上、お楽しみください。


音楽プロデューサー/DJのトーフビーツ初の著書
『トーフビーツの難聴日記』
4年ぶりのニューアルバムと同日、5月18日発売!

本業の音楽家としての活動のみならず、雑誌やウェブ媒体等での執筆も高い評価を得ているトーフビーツ。2018年に患った突発性難聴をきっかけに書き始めた日記は、これまでに30万字を超えるボリュームに。コロナ禍での活動制限、生まれ育った神戸をついに離れ上京、さらには結婚など、図らずもこの間に公私ともに起こった、さまざまな出来事を綴った約3年半の記録になります。同時に、彼の日々の悩みや暮らし、そして仕事や人生の考え方など、ファンならずとも興味深い内容となっています。

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Posted by ブクログ

tofubeatsについては、水星の曲と、読書部のある学校へ通っていたらしいいいなぁ、くらいの情報しか持ち合わせてないまま読み始めた結果、私にとってこれはドーナツが食べたくなる一冊となりました。読んでる期間何回ドーナツを食べたことやら。。。feat.コーヒー。。。おいしい。。。
経営および経理の話、著作権の話、トラブル多い話、制作の話、徳利の話、耳の話、ヴィンチェンツォの話、コロナの話、、、いろんなこと淡々と書かれてて淡々とこちらも読めた。
が、ドーナツを食べる話は淡々としながらも何回も日記の中に出てきて、もはや刷り込みのようで気付けば私もドーナツを食べていました。岡山の肉まんもめちゃくちゃ気になる。淡々と文章が書かれてるからこそ、tofubeatsさんの食べ物に対する行動が情熱的とすら感じられて引き込まれたのかもしれない分からんけど。食への考え方向き合い方がその人を表す一つの要素やなと改めて思った。
食べ物以外では、欠席裁判で書かれてたtofubeatsを表す「実直」というキーワードと、自分メインのライブやのに皆と打ち上げ行かずに先帰る話、その打ち上げの様子がおもろくて印象的、あと2022年に出てきた「ブッタ切り」というキーワードが印象的。

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2022年09月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

難聴の話から始まるけれど、それは少しずつ薄れていく。時期が時期だけに、コロナ禍の日常を生真面目に記録する。音楽家として、また、新婚家庭として。そういう制限のある条件下だけに、とても誠実な振る舞いが心に残る。

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2022年09月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

大好きなトーフビーツの日記を読み終えた。さらっとお土産をあげれたり、関係者が多かったりと優れた社会性と参照点(経済だったり芸術だったり)の多さが特徴的だった。きちんと自分の感性、価値観をもって事象に応答してる感じがよかった。「証言モーカツ」を読みながら、「資本主義だけ残った」を読むような固さと緩さを自由に往復するようなところにいわゆるTofubeatsみというかぶち上がる部分を垣間見た。

最後のほうで西山くんの悩みに喝を入れていたのは笑った。し、まさに社会人らしさの中にいる側としては同情なり、シンパシーを感じたし、自分に牙が向いたようで、ドキッとした。

なんというかどんだけ優れた人でも24時間しか与えられていないし理不尽を被ることもあれば、ペットに懐かれないこともある。当たり前に生活がある。その中であれだけのパフォーマンスができるのはかけてきた時間と労力がある、生活の中でどんだけコントロール良くしていくかをじっくりゆっくり上げていくしかないのだなと思った。

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2022年07月31日

Posted by ブクログ

エッセイとはちょっと違う、日記という形式だからこその著者との距離感。活動を追っている身として楽しく、興味深く読んだ。タイトルにある通り難聴についてのエピソードが綴られている箇所があり、人生の苦しい場面を読みものとして昇華、転換できるという文化的行為の素敵さを思う。


20250210
tofubeatsライブ物販で続編のZINE『トーフビーツの(難聴)ダイアリー2022』を購入。サインまでいただけて嬉しい。音楽活動は勿論好きなんだけど、tofubeatsの物事へのあたり方、思考の仕方が好きなのだなと思う。

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2025年02月11日

Posted by ブクログ

氏の日常をまとめた文字通りの日記だが、一定のリズムとテンションで綴られる日々は非常に読みやすくなぜか手を止められない。tofubeats好きなら間違いなく楽しめる。

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2022年06月12日

Posted by ブクログ

 久しぶりに本を1冊読み終えた。tofubeats周辺の人間関係は今までのインタビューや、「HARD OFF BEATS」「THREE THE HARD WARE」などでかなり承知していたので、とても読みやすかった。本を読むことの一つの障壁は、前提知識があるかないかにかなり左右されるのだとあらためて感じた。

 内容としては「FANTASY CLUB」のブックレットに載っていた洗練されたエッセイを期待して読むと、どうも粗が多く感じた。その粗の多さが逆に記録性を高めているとも言える。最新アルバルのインタビューを踏まえるとあえて粗を残したのかもと考えたりした。

 こうして偉そうに感想を記しているが、自分の文章の稚拙さに恥ずかしくなる。それでもこうして読書の記録をつけ、人に読まれたり後で読み返すことで自分や他人の人生を変えてしまうかもしれない。そんなことを考えさせられる本だった。

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2022年06月19日

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