あらすじ
仕事がうまくいかない、会社が変わらない、人生の先が見えない……。その原因はすべて「マーケティング」が足りないからだ! 本書はカリスママーケターが厳選した「35のマーケティング技術」を用いて、自分を、会社を、そして社会を変えるための方法論を説くもの。世界の共通認識となりつつあるSDGs17の目標をベースに、どのようにマーケティングを用いて成果を出していくかを実践的に紹介していく。例えば、●「逆転ポジショニング」による価格付けで優良な顧客を集める ●ジェンダー平等実現は「センターピン集中戦略」で一点突破 ●ダッシュボードで若手もベテランも公平に働ける会社を作る ●逆算思考で難問に思いもよらなかった解決策を ●ビジコンで外部の優秀な人材とつながる など、極めて実践的なノウハウを紹介する。これから訪れる未来と、そこで活躍するための条件がわかる、まさに神田流マーケティングの集大成。
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Posted by ブクログ
学校の探究を継続させるためには、地域と協働し、地域から精神的、人的、さらには財政的に援助を得て、最終的には財政支援なしに自走できることが理想的である。社会におけるスタートアップ支援と同じである。
本著はマーケティングの側からこれからの学校の探究の方向性を示したとも言える。
一般に教員は、経済的概念が薄い。というか、本来持つべきそうした概念を「教員だから」を言い訳、隠れ蓑にして逃げていると思う。
良き支援は、教員の側が社会や経済の今を、未来を自ら学び、選別できるようにならないと手に入れることはできない。そのことを改めて気付かせてくれた好著である。
#神田昌典 #マーケティング #探究
Posted by ブクログ
Audible にて。
わかりやすい本ってこういうこと。
SDGsとマーケティングを結びつけて解説している。
それぞれSDGs17のゴールごとに、役立つマーケティング技術を章末にまとめている。
読者のことを考えた構成だと思う。
今のSDGsムーブメントは、第四次産業革命の始まりだと言う。
第四次産業革命とは、AIなど人の操作を不要とした機械が中心となる産業。
やはり教育がとても大切であると述べている。
教育界と経済界をつなげるメリットは
・学校が地域のシンクタンクとなる
・企業は知見を学校に提供
・学生スタートアップの促進や優秀人材の採用
など互いにメリットがあるとのこと。
マーケティングとは
必要な価値を
必要な人に届けて
必要な変化を起こす仕組みをつくること。
飢餓をテスラが救う、だとか
ジェンダー平等には子ども製品が手っ取り早い、
読書会4回開催で事業経験4年分の成長、など
一見ぶっ飛んだ提案も解説を聞いていると、
なるほど、なんだか解決できそうだと思ってしまうからすごい。
マーケティングの入門書としても
SDGsの入門書としても
誰でも読みやすく伝わりやすい、とても良い1冊だと感じた。
Posted by ブクログ
SDGs17の目標がビジネスになるということがよく分かった。そしてこの17の目標が実にうまくデザインされているということも。
マーケティングの知識はあまりないのだか、SDGs促進のためにマーケティングツールが使えるというのも大きな学びだった。
Posted by ブクログ
神田さんはマーケティングに対しての的確な答えを持っている人だなと言えます。 しかし、実現にあたっての神田さんの言葉をそのまま伝えても伝わらない可能性が高いので、そこを今の仕事の人たちが使う言葉が自身から発信できれば次の一手が見えてきそうです。
Posted by ブクログ
仕事と人生と社会を変革するための色々なツールを提示してくれて分かりやすかった。SGDsの1と17、2と16が対構造になっていることには気付かなかった。必要な価値を必要な人に届け必要な変化を起こす仕組み作り、誰が何をきっかけにどうなった(パワーコンセプト)、勝手にビジネスモデルジェネレーション、等マーケティングの考えがよくわかった。
Posted by ブクログ
2022年刊行。SDGsをここまで具体的にビジネスに落とし込んで考えている経営者はいないんじゃないかと感じた。
神田さんならではの視点で選ばれた35個のトピック・ツールをこれからのビジネスに活かすヒントを紹介している。その中で個人的に「2人組でやると質も効率も上がる」というのが興味深かった。
それ以外は流し読みになってしまい記憶に定着しなかったので、時間をおいて再読してみようと思う。
Posted by ブクログ
SDGsに関連した本ということで、読んでみた。
神田さんの本を読むのも久々。SDGsの個々のテーマについて、実行に移すための様々なマーケティング手法が採り上げられている。本の中でも出てくるが、マーケティング手法として具体化される中で、相互に関係しあっているということをより強く確認できたと思う。次の章へのつなげ方も興味を惹くようにしてあり、良い。
ただし、3番目の健康に関連した項目は凄く気になった。マーケティングに繋がるというところで話を構築している影響もあるだろうが、免疫力や遺伝子タイプなど本当にそれで大丈夫?と思ってしまうような話題だったと感じる。