あらすじ
中国の文化・制度を取り入れてきた日本。万世一系の天皇が皇帝制度と性質を異にするのはなぜなのか。日中比較文化研究者が分析する。
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Posted by ブクログ
日中文化の違いを天皇と皇帝に焦点を当てて分析する。特に菊と龍の文様が天皇と皇帝の違いを説明するのに有用な象徴なのは面白い。
ただ日中文化比較だけでなく、日本史自体をよりよく学ぶことができた。卑弥呼、天武天皇、持統天皇、後鳥羽天皇、明治天皇と、あまり天皇そのものに興味なかった自分にとって学ぶところ大であった。
最後の中国と日本の近代を描く章では中国人として辛いところがあったようだが、日本人も中国人も韓国人も、フラットに近代史を見れるようになった時に真の友好がはじまるように思う。
Posted by ブクログ
中国人筆者による日本と中国の歴史。
これは興味深い。今まで読んだことがない。
筆者のことはよく知らないが親日の方なのだろうか。日本の歴史や天皇についてかなり敬意を払った書かれ方だった。(なお、日中間で歴史認識が異なるだろう問題は本書で扱ってない)
正直、読み始めて最初の一行目で「令和天皇」と出てきてどうしようかと思った。少し読み進めて筆者が外国人なことに気付いた。これは編集者の見落としか。それ以外で私が分かる範囲でおかしなところは見当たらなかった。
卑弥呼の使者が謁見した魏の明帝。このときの魏側の事情を詳しく知ったのははじめてかもしれない。
魯迅の『阿Q正伝』について「清」は中国語で「qing」と読むことから、「Q」は清王朝の国そのものなのではないかという。これは筆者独自の説なのだろうか。