【感想・ネタバレ】世界の果てまで連れてって!…のレビュー

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Posted by ブクログ

自己中に凝り固まった、我が儘でひたすら傍迷惑な婆さんが大暴れする話と思ってると、案外そうでもない。何せ、登場人物が一人残らず、彼女に匹敵する自己中の、傍迷惑野郎ぞろいだからだ。基本、モデルのある小説らしいが、なるほどパリの演劇界なんてものは一生近づかないことにしよう。元より縁もないが。
内容については一つだけ。終盤近く、かなり重要そうな人物が、テレーズも含めた友人たちみんなに見捨てられ、「自殺した」の一語で片づけられて、あっさり退場する。サンドラールと同じスイス出身とついでのように触れられる、この人物への扱いは気にとめておいてもいいかも知れない。

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2022年02月17日

Posted by ブクログ

「伝説的怪作」という文言、表紙、そして謎めいたタイトルに惹かれて買ってみた本は、確かに「怪作」だった。個人的には、品のない舞台設定や描写がどうも嫌で、途中でやめたかったほど。全く面白くなかったわ。本当に!

60年代くらいから西欧を中心に性の解放が起きたと思うけど、この本は56年に書かれている。タイムリーだったのかもね。一般的に美しい容姿とは言われないほどヨボヨボになった79歳の老母(醜い)を現役の大人気女優(華やかな)というパラドックス的な設定をベースに、「破天荒」な彼女が訴える「常識」とは?

性の政治学とかまたちゃんとやりたいなぁとか思った。バトラーはもう読みたくないです…

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2022年04月08日

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