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Posted by ブクログ
久しぶりの再読
緒方さんが母親、タカヤがしーちゃんの子 というのは覚えていたもののその間の話がすっぽり抜けていたのでミスリードに踊らされ、後半の続きが気になる……!となる勢いがすごい。
昔読んだ時よりもまあくんの逃げ腰な部分に色々感じるようになったことに自分の変化も感じつつ、でも最後にはこの子は大丈夫そうだな と思える成長物語としてもとてもよかった。大好きな小説のひとつです。
Posted by ブクログ
引きこもりが誰のかわからない赤ちゃんを育てる話。母の亡くなるシーンから始まり、その辺におきた出来事で自殺未遂、引きこもり開始、父と2人で生活していたが父が突然知り合いから預かった、と子供をつれてくる。数日後父が不慮の事故でなくなってしまい、育てざるをえなくなり……最終的にはお別れ。間間に別の視点、時間軸の話が挟まる。不妊に悩む女性と、シングルマザーとして生き抜く女性と……結局全部が絡んで話は終わるんだけど、絡まる場所が予想と違っておおう……ってなってよかった。でも途中で莫大な借金がーって出てきたところはちょっと意味不明だった。人を簡単に信用するなよっていう教訓をそれっぽく無理矢理お話に突っ込みたかったのかな?って感じ。主人公を成長させるために~といえばその通りかもしれんが、やっぱなくても良かっただろというか無理矢理感。さくさく読めたしこことここが繋がってこうでーとか考えながら楽しめたし面白かった。文の表現というかさくさく読めるフランクな感じかつそのなかに無理くりそれっぽい表現混ぜてくスタイルがじゃっかんラノベっぽいと思ったら作者の経歴で納得した。あとこれだけ入り組んだ内容だったしせっかくだから巻末の解説もうちょっと頑張って欲しかった。