【感想・ネタバレ】横浜中華街 世界最強のチャイナタウンのレビュー

あらすじ

150年前の横浜開港とほぼ同時期に形成された「横浜中華街」。中華料理店がひしめき合い、活況を呈するこの街の、波瀾に富んだ歴史は意外と知られていない。関東大震災、空襲で灰燼と化し、文化大革命の頃には国民党支持、共産党支持に分裂、深刻な事態に陥ったが、華僑たちは比類なき知恵とパワーで、世界で最も安全なチャイナタウンを創り上げた。「唐人街」と呼ばれた開港直後から、新華僑が闊歩し始めた現在まで、横浜中華街の歴史を追う。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

感情タグはまだありません

Posted by ブクログ

 横浜中華街関係の本は、これで三冊目。
 中華街というよりは、中国という国から見た中華街という感覚に思える。『開国日本と横浜中華街』は日本史での横浜中華街の位置づけなのに対して、こちらの本はやや世界史よりの視点になっている。つまり、中国という国がどういう変遷を経て、その有り様の変化が他国にある『中華街』にどれだけの影響を与えたのかという着眼で展開していた。故に、当時の日本政府との関係はもちろんのこと、中華街で暮らす華僑たちの歴史をひもとく内容になっている。どうしても、『中国人』とひとくくりにしがちではあるが、当たり前に彼ら、彼女らはひとまとめにくくって籠にいれられるようなものではない。それぞれに矜持を持ち、それぞれの信念と思考を持って生きているのだ。
 本文中に、『横浜中華街物語』の語り手の名前があり、参考文献にも同書の名前があった。横浜開港150周年を記念しての発行となれば、同時期には出版されたものだと納得もいく。
 2009年に発行されてから、すでに15年以上が経過している。そうした意味で、この本は最新の情報を伝えてはいない。歴史の一頁としてたたまれる一冊なのだろうと思った。

0
2026年03月17日

「旅行ガイド・旅行会話」ランキング