【感想・ネタバレ】みるならなるみ/シラナイカナコのレビュー

あらすじ

男子たちに嫌がられた。だから女子だけでバンドを組んだ。けどメンバーのひとりが進路を理由に脱退。「女子限定」の欠員募集に応募してきたのは、胡散臭いけどとんでもなくキーボードのうまい男で…。(みるならなるみ) ごく普通の女子中学生・四葉は新興宗教で「幸福の子」と崇められている。学校にも居場所がない四葉は、唯一の友達である加子の秘密を知り「小さな」罪を犯してしまう。(シラナイカナコ/2021年度集英社ノベル大賞〈大賞〉受賞作品)――2003年生まれ、17歳の才能が抉り出す新世代小説。鮮烈で泥濘んだ少女たちの感情を生々しく繊細な筆致で描くデビュー作!

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Posted by ブクログ

集英社のノベル大賞受賞作。

◼️みるならなるみ
展開が早く感じた。ポンポン進んでいくので、ページの割り振りなのかなとか余計なこと考えてしまった。
展開もわりとご都合主義に感じてしまったが、後半から面白くなっていった。
トランペットの描写はかなり好き。

冒頭の挿絵のせいで、展開が読めたのはいただけない。

◼️シラナイカナコ
こっちの方がずっと面白い!
産まれた時から新興宗教の中で育った四葉と、いじめられっ子の加子の物語。
えぐい心理描写が良い。共感できないけど、人間ってそういうもの。
終盤が少し物足りないのと、冒頭とラストの設定があまり生きてないような気はした。
でも面白かったです。

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2025年09月03日

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