あらすじ
東京で売れなかった芸人が見つけたもう一つの人生!麒麟・川島明さんとの同期対談も収録!「地方タレントになりたくて吉本に来た芸人なんか一人もいません。でも、芸人を続けられるならと、藁にもすがる思いで決めていることを吉本にはわかってほしかった――」……「千鳥」や「麒麟」が売れていく中で焦りながら模索した新しい生き方とは?
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Posted by ブクログ
山形在住のため尚更面白かった
山形に来るまでの変遷も語られてたが、基本的に文句ばっかりで笑える。
嘆き2割、文句7割、感動1割くらい?
山形に対しても理解を深めててすごいと思った。
今度山形で先行上映する映画も見たい
Posted by ブクログ
ローカルラジオ局での活躍や、山形のテレビ番組でちらっと見かけるくらいの芸人さんでした。しかし、この本を読んで、山形への愛やこれまでの葛藤、そして田舎暮らしを通して得た心の余裕や、お笑いに対する真剣な思いを知り、とても魅力的な人物だと感じました。
どこにいても応援したくなる、そんな芸人さんです。
Posted by ブクログ
ねごとでわかってたけどこの人の文章面白い。切なさの中に笑いがある。こういう風にありのままを曝け出したら自分はもっとマシになれるのかも。エッセイまじ秒。
Posted by ブクログ
山形住みます芸人のソラシドの本坊さんの著書。
自分の地元という事で気になって読んでみたが、ソラシドの本坊さんという方については存じてなかった。
本坊さんは同期や後輩が続々と売れていく中まったく売れず、ずっとバイトで大工を続けていたそうだ。
そのバイトでの苦労話がウケた事でたまにテレビに出演する事もあったそうだが、それは本坊さん自らが望んだものでは無かったという。
本坊さんの周りには同期で親友の麒麟の河島さん、先輩の笑い飯西田さんなど、沢山の人達が実は支えてくれていたという。
本坊さん自身、これに気がつくまで多くの時間がかかったようだ。
山形という見ず知らずの土地へと移住し、様々な人と出会った事で自分の人生を見つめ直し、これまでの芸人としての人生を初めて肯定できたのでは無いかと思う。
また、山形の県民性というのは外の人からすると少し特徴的なんだという事もわかった(笑)
山形出身の自分としては、本坊さんが山形を好きになってくれていてとても嬉しい。山形市内の知っている場所も多く出てくる。
「東京」という沢山の人と物で溢れかえる街に少しでも疲れたという人には読んでみて欲しい一冊。
自分もその1人だと実感した。
最後に収録されている麒麟の河島さんとの対談は、芸能人としてのステータスは大きく差があっても変わらぬ友情を感じれてとても良かった。
対談でもあったように、本坊さんが芸人を辞めてもこの2人の友情はそのままなのだろうなと。