あらすじ
航空宇宙会社スペース・プランニングのマリオは、老朽化で運用が終了したハッブル宇宙望遠鏡の回収作業を行っていた。そこへ惑星間生物学者のスウが、所属先のカリフォルニア工科大学では扱えないというデータを持ち込んでくる。彼女が入手したのは、地球型惑星の発見を目指し、国防総省が秘密裏に打ち上げた探査衛星のコマンドソースだった。二人はコマンドを送って入手したデータを解析しようとするが、国家機密に触れる行動は即座に発覚してしまう。周囲を巻き込む大騒動となったマリオとスウの冒険の行方は――星雲賞受賞作シリーズ第4弾!
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Posted by ブクログ
シリーズ4作目。太陽系外地球型惑星をめぐる騒動。スウ(カリフォルニア工科大学の惑星間生物学者)とマリオ(航空宇宙会社のオペレーター)の雰囲気がいいなと思い、本作から読んだが、支障なく楽しめた。なんだかんだで仲良しな同級生コンビ。現代の技術と、実現可能と推測されているもの、実際に開発が進んでいるものだけで世界を組み立てているという拘りが好感触。登場人物に嫌な奴がいないので、読みやすく感じた。