【感想・ネタバレ】スポーツからみる東アジア史 分断と連帯の二〇世紀のレビュー

あらすじ

アスリートたちの活躍を通して,国家が自らの存在を国際社会に誇示する.時に,生々しい政治的闘争の場ともなる.それが国際スポーツ大会だ.とりわけ東アジアで行われた大会には,参加各国の思惑と時々の情勢とが鋭く刻印されてきた.政治が作りだし,深めた分断と,アマチュアリズムの理想はどのように向き合ったのか.

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Posted by ブクログ

国際スポーツは単なるスポーツではない。対外的には、国家の存在を国際社会に知らしめる場であり、さらに競技の活躍によって国家の威信を示すこともできる。対内的には国民を統合し、政府への支持を高める装置にもなった。(略)だからこそ、包摂と排除の政治が繰り広げられたのである。<本書より>
まったくその通りだと思う。特に東アジアでは「二つの中国」と朝鮮半島問題がある。きな臭くならないはずがない。
もうスポーつは欧米の一部上流階級のものではないのだから。とはいえ連中がそう思っていないところがややこしいけど。

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2022年09月24日

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