あらすじ
孤独な少年時代を過ごす伯爵家の令息アベルは、療養先の山荘で出会った少女ローザによって初めて人の優しさに触れる。
別れた後もアベルは幸福な日々を忘れられずにいた。
数年後、使用人として再会したローザは身分差ゆえにアベルを避けるようになっていた。
ようやく思いが通じ合った矢先、アベルの伯母の策略によって、ローザは伯爵家を追いだされてしまう。
別れを決めたローザをアベルは見つけ出し、宿に閉じ込め自分のものにするのだった。
孤独に囚われた青年の愛と救済の物語
※本書は、以前配信された「残像のエデン」を大幅に加筆修正した新装版です。
また本書は、Amazon Kindleストアにて2021年8月より販売されていた「残像のエデン<新装版>」と同一作品となります。重複購入にご注意ください。
感情タグBEST3
よかったです
割引期間を利用し、レビューの良かった作家さんをはじめて読んでみました。
結果大当たりでした。
不遇な幼少期を送ったヒーローが、はじめての優しさに触れてヒロインしか欲しなくなった。
そしてそのために努力を重ね、あと一歩というところで幸せが手のひらから溢れてしまう。
今、必ず取り戻さなければ…強い意志と執着がヒーローを動かします…
最後は2人の幸せを予感させるような温かなラストでした。
この作家さんの言葉選びがとっても好きです。また違う作品を読んでみたいと思います。
読みやすかったです。
レビューを拝見し、試し読みから購入しました。
ヒーローは中々の病み具合で、ヒロインに対しての執着凄いです。
ヒロイン以外の女性は顔さえ覚えていない…まさに筋金入りでした。
幼少の頃の母親からの扱いと、無関心の父親という環境下では仕方のないことなのかも知れず…。
ハッピーエンドになってホットしました。
執着ヒーローは好きです
お話としてはシンプルです。
あらすじ通り。個人的には好きな感じ。
ヒーローの執着がスゴい。
ヒロインと将来を歩むためにしてきた努力も素晴らしい。
しかし、ローザの使用人としての態度は仕方ないのに、それに対してのアベルは少しガキくさかったなぁ。
追い出される前にちゃんと言いたい事言って、アベルのためにローザが去っていくとこは、王道だけど好きな展開でした。
挿絵は無いです。
貴族って辛い
貴族と心のない結婚をしても、身分の低い好きな人と結ばれても色々と大変だな…と思いました。ヒーローがとにかく不遇で、守ってあげたい気持ちになりました。
文章が静かな感じなので、普段読んでいる様な作品とは違うなと思いましたが、読みやすかったです。