あらすじ
林間学校でおませな少女・ローズと同室になったアンジェ。わがままな少女にうんざりした彼女がしたこととは......。子どもと大人で揺れる少女を毒気たっぷりに描いた「ばら色の頬のころ」番外編「彼の左目」など、初期の短編から最新作まで全4作を収録した傑作短編集。
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Posted by ブクログ
順調に作家に憑いている(私が)
ジェリーとユージーンの話は、最初モーガンの書き下ろしの話のオチの意味がよく分かってなくて、すっかりバッドエンドだと思い込んで読み終わった後燃え尽きたジョーの如く椅子の上で項垂れていました。こんな…こんなオチってねぇよ明日美子先生…といった具合。
なので暫く読み返すのも躊躇われる感じで、すっかり「ジェリーはもう…」状態でしたが、その後自分の勘違いに気付き慌てて再度ちゃんと読み直して、今度はもう我が人生に一片の悔いもないラオウの如く部屋の中央に立ち尽くして天を仰ぎました。よかった…!本当によかった…!といった具合。
でもメーベルはどうなったんでしょうね。二人はいいけどメーベルにしてみればたまったものじゃないという。あれは、番外編のオチが本当のオチだったんだろうなと個人的には思います。あまりにも救われないから書下ろしで救ったんだろうか。そうでないと、上げて落として最後にまた上げたつじつまが微妙に合わない気がする。真相は分かりませんが。
でも、それでも、私はあの二人が幸せになってくれてよかったと思ってしまう。
Posted by ブクログ
少女漫画にも分類できないので、とうとうカテゴリつくってみたり…。
これねえ最初読んだときうわーうわー嫌い!(潔癖さゆえに?)とか思いつつ、引き込まれて全部読んで、あとからそわそわしてまた読んで、しばらくしてからまたあーもーと思って買いました←
そんな感じ。
無知ゆえの罪悪がね、エロイ描写に生生しく残ってて読んでるとうわあ…ってなりつつ、忘れられないです。
最後の話。
他の人の指摘で気付いたけど、無事だったのだろうか。ずっと奥様に殺されたと思っていたわ。だってそういう不安定さがある時期だもの。だから、無事だった説を読んだあとに思ったのは、元?旦那さんが、たどり着いた先でお医者様もいないけど、連名で出したのかなあって
。その方がしっくりくる…。