【感想・ネタバレ】幸村を討てのレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年04月24日

今村翔吾が描いたのは、なんと真田幸村じゃないか!すごく幼いころに大河の「真田太平記」を観て以来の幸村ファン。大阪市内に住んでいれば、大阪城はランニングでも花見でもしょっちゅう訪れるし、真田丸の場所も茶臼山も出てくる地名は知悉のものばかり。面白くないわけがない!

…と、読んでみてびっくり。幸村ファン...続きを読むであることはともかくも、大阪在住だろうと大阪冬夏の陣がどうであろうと、そんなことがこの本の面白さではない。豊臣方の武将たちの想い、伊達政宗の野望、暗躍する忍びのスパイ戦、それらこれらが挿話として物語を構築する様は「壬生義士伝」のように層をなしていく。とても良い。

そうして幾層にも積み重ねられた物語の上に成り立つ、最終章の徳川家康VS真田信之の対話が圧巻。この最終章を読むために、あの450Pを重ねさせるんや。なんという職人芸!こんな本ばかり読んでいたい。

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Posted by ブクログ 2024年02月28日

とても、とてもよかった。ここ数年で一番かも。星5つじゃ足りないくらい。
このボリュームだから一気読みとは行かず、平日仕事終わって子供寝かしつけた後に4日間かけて読んだんだけど、先が気になって早く読みたくて昼間もどことなくそわそわしてて、夜読んで区切りいいところで中断してベットに入っても余韻に浸れて…...続きを読む。とてもいい時間を過ごせました。まだどきどきしている。。

とにもかくにも真田家最高。格好よすぎる。主役たち以外もとてもよかった。特にすきだったのは、伊達政宗と毛利勝永。
構成は先に読んだ「八本目の槍」と似ている印象。あちらもとてもよかったけど、こちらはそれ以上に最終章のヒリヒリ感と最後の着地が美しかった。とくに最後の2ページは万巻の思いで涙が溢れました。。
ボリュームはあるけど、どこも無駄はなくて、とても濃密でした。
大河ドラマ真田丸にはまっていたので、特に大阪方の人は当時のキャストで脳内再生されました。(お兄ちゃんはかっこよすぎて、途中から洋ちゃんではなくなった笑)

いいもの読ませていただきました!!!

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Posted by ブクログ 2023年12月23日

家名を後世に遺すため、命を懸けた真田兄弟の生き様を描いたアツい作品

徐々に明らかになってゆく兄弟の策が、たまらなく面白かったです

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Posted by ブクログ 2023年12月22日

戦国最強の武士『真田幸村』に焦点を当てた歴史ミステリーです。
何故、一介の浪人だった真田信繁が名を変え、ここまで有名になれたのか。考えれば不思議ですよね。考察の一つと思いますが、面白かった!

戦国時代最後の戦さとなる大阪の陣に、散り場所を求める者、名を上げたい者、真田を恨む者等々、様々な思いを胸に...続きを読む集う武士達。各章毎に真田に関わる武士が「幸村を討て」と物語を紡ぎながら、謎を解明していきます。最終章での「幸村を討て」は、お見事あっぱれ!と称賛の拍手を送りたくなりました。

戦国物語は今まで読んで無かったですが、これを機に色々と読んでみようと思います。

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Posted by ブクログ 2023年10月28日

面白かった!!
まず構成が良い。
章立てが史実上も早く陣を退場していった順であるのも乙。(家康は例外)

完全に三谷幸喜の大河ドラマ『真田丸』脳内キャストで読みました。(比較しながら読むのは作者にとっては不本意かもしれませんが)
改めて『真田丸』での叔父上の解釈と本作での叔父上の解釈が真逆で興味深い...続きを読むなと。

そしてもちろん伊豆守の人物像が良かったです!!
狸と向かい合う伊豆守……
いや伊豆守だけではなくて勝永も十兵衛も政宗も…と本作でクローズアップされた人物たちが好きになる作品でした。

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Posted by ブクログ 2023年09月30日

構造的な仕掛けがあるつくりで、ミステリ的な面白さがあった。

毛利勝永カッコ良すぎるーとなりました。

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Posted by ブクログ 2023年07月31日

この本自体が何章かに分かれていて、それぞれ主人公が違います。それぞれの章が完結していますが、別の章と少し繋がっていて話が深掘りされ進んでいてすごいです。最終的には最初の章の大筋に繋がるようになっていて、ミステリ要素の伏線が回収されてピタっとはまります。この構成すごすぎです。

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Posted by ブクログ 2023年05月29日

読み応えあり
もう最初から一度読み返したくなる

題名から、もっとチャンバラな話かと思ったらものすごい頭脳戦の話だった、よく出来てて感心しきり

各章で一人一人フィーチャーされる武将一人一人の物語も、一つの本になるぐらい楽しめた

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Posted by ブクログ 2023年04月03日

よく出来てるなーと思った。
伊達も毛利もかっこいい。
でも、やっぱり家康を討っていたら、どうなったんだろうとも思ってしまった。

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Posted by ブクログ 2023年03月30日

重厚な戦国ドラマでした。真田の家の絆の強さをしみじみと感じました。あの夏、大阪城に入った者たちの様々な思惑を、まるでその場で見たかの様に語る今村先生の凄さ。家康もさすが天下人というところでしたが、それでも真田の賢しさが一枚上回りましたね。

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Posted by ブクログ 2023年01月24日

「幸村を討て」で一番面白かった所は、南条の影と勝永の誓いと真田の戦です。南条の影では、南条元忠が鉢屋弥之三郎と一緒に裏の戦いで戦うところが面白かったです。勝永の誓いでは大坂夏の陣で真田隊と一緒に突撃する所が興奮して面白かったです。真田の戦では、徳川家康と本多正信が真田信之に徳川方の情報を真田幸村に教...続きを読むえている偽書を見せた時に話し合う所が面白かったです。この本を読んで徳川家康、織田有楽斎、南条元忠、後藤又兵衛、伊達政宗、毛利勝永、真田信之、真田信繁(幸村)、淀殿に興味を持ちました。今村翔吾さん、また戦国の本をたくさん書いてください‼︎‼︎‼︎ 【小4】

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Posted by ブクログ 2024年04月10日

今村翔吾さんの作品は、「塞王の楯」に続き2作目。偶然だが、書かれたのもこの順だった。両作とも大著。構成が独特でやや入り込みにくく、本作の方が読み進むのに時間がかかった。
作品を通じて描かれる真田の物語と、それぞれの章で展開される個々の物語と、更にその個々の物語同士のつながりと。その重層的な仕掛けが素...続きを読む晴らしい。また違った作品も読んでみたくなり、早速、数作品を本棚登録してしまった。

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Posted by ブクログ 2024年03月23日

歴史知識が深くないんだけどエンタメとして楽しめた!真田好きなので真田勢が仲良くて良い

庄八郎の「信繁様に舐めた口を、殺してやろうか」で大興奮 手を叩いて喜んだ

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Posted by ブクログ 2023年11月25日

まさかミステリー小説だとはおもわなかった。この表紙でミステリー要素があるとは予想できなかった。塞王の盾の様な熱い展開が今回も繰り広げられると思っていた。たしかに、熱いシーンはたくさんあったが、「真田の真の目的は何なのか?」ということで途中頭いっぱいになった。それでも面白いし、かんがえさせられる事もあ...続きを読むる。それは真田の目的などではなく、戦とは何かという事。この現代でも戦は戦争と名を変えて存在する。しかし、なんのために戦をするのか、戦争をするのか。理由は本当に多種多様で人間である以上永遠に解決しないテーマなのかもしれないが、やはりどんな時代でも人がたくさん死ぬ様な出来事はいいはずはなく、平和が1番というのは、今も昔も変わらないのだなと感じた。

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Posted by ブクログ 2023年11月16日

真田家の武田家とのつながり、家族の生きてきた暮らしぶりが見えました。
幸村に改名した意味。
それぞれの武将の戦いぶり
等、心に残りました

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Posted by ブクログ 2023年09月09日

やっぱり戦国時代は面白い。真田昌幸には常に負けたと感じて昌幸を嫌う家康。天下は取ることはできないが名を残したかった昌幸。父の夢を叶えたい真田兄弟。策略と情が交錯し読み応えのある一冊。途中、複雑すぎて理解できない部分はあるが気にせず読み進めた。信之の「悠久の歴史に己の名を刻むために生きるのか、それとも...続きを読む歴史に刻み込まれて生きるのか。どちらが正しいというわけではなく、どちらもまた人という生き物の在り方なのではないか。ただ弟(幸村)は前者を求めて、荒れ狂う時代を風の如く最後まで駆け抜けた。」という言葉がかっこいい!

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Posted by ブクログ 2023年08月24日

フィクションなのだろうけど、史実のように感じる。そんなことがあったのなら、あっぱれであると胸踊る物語である。なぜ、6部に分かれているのか、わからなかったが、最後に推理小説の犯人を当てるように、ミステリーのネタがバレるように、痛快な物語でありました

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Posted by ブクログ 2023年08月03日

謎多き武将真田幸村。敵味方幸村に関わりのある5人のエピソードを通して真田幸村の実像が浮かび上がる。そして最後は親子、兄弟の絆を胸に真田信之が徳川家康と対峙する。

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Posted by ブクログ 2023年07月27日

「じんかん」が面白かったので読んだ。面白かった。

真田信之、幸村兄弟が大阪の陣を舞台に「草の者」と呼ぶ忍びたちを駆使しつつ壮大な目的を叶えようとする話。

最初に大坂夏の陣というクライマックスイベントを読ませた後、戦場で家康が感じた幸村の不思議を解き明かそうと、織田有楽斎、南条元忠、後藤又兵衛、伊...続きを読む達政宗、毛利勝永と幸村との関わりを詳らかにしていくストーリー展開は「じんかん」と同様、推理ものっぽい楽しみ方ができる。

大阪城の浪人たちにも功名心や寝返りや死地を求めるなどなど様々な目的があり、幸村が彼らを華麗に操り・欺く様子が気持ち良い。

どんだけすごい目標があるのだろうと読み進めていったが、つまるところの幸村の目的が後世に真田の名を残すことだったので、冷静に考えると後藤又兵衛とそこまで大差ないような気はする。まぁ今の価値観と違っていることが理由であるとも思う。

私個人的には淀殿との幼き頃よりの約束を果たそうとする毛利勝永の人柄とストーリーの方がグッときた。

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Posted by ブクログ 2023年07月23日

大坂冬の陣・夏の陣でこんなことがあったとは・・・って思わすような話。よう考えつくわ。で、見事な構成。私の頭の中では真田丸のメンバーが浮かんでたが、それもまた良し。有楽斎や南条元忠、後藤又兵衛、毛利勝永などはあまり知らないので面白かった。最後の章、読み応えあるわ~

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Posted by ブクログ 2023年06月07日

八本目の槍と似た構成で、大阪冬の陣を前にした家康と正信の密談から始まる。夏の陣にて家康本陣まで迫りながらも槍をわざと外した幸村の、大阪城登城からの謎を解くため、五人の証人から話を聞くというスタイルで物語が進む。
織田有楽斎、南条元忠、後藤又兵衛、伊達政宗、毛利勝永の幸村とのやり取りから、大阪城におけ...続きを読むるそれぞれの戦いと生き様を描くのは見事だと思う。
特に毛利勝永の物語は美しかった。約束を果たすための入城、そして最後に大阪城が墜ちる際の様子を一つ一つの灯が消えると表現するのが印象深かった。火に包まれて陥落する天守の中で、淀殿とふたり幼少に戻り、人生の灯を消す介錯をする、そして美しい時代が終わる、言葉の連なりが美しく、哀しさとともに後を引く章だった。法華寺三珠院の大杉、思わず光成を思い出してしまった。
この本の中では忍びが重要な働きをする役目として登場し、南条元忠の章はその絆が深く、まるで幼馴染のような関係のふたりに訪れる最期が辛かった。恩を忘れず生死を共にする人の在り方、主と忍びの関係性がこれも美しい。

全体を通しては、真田の親子や兄弟の愛、名前(諱)に懸ける想いを通じて家を巡る戦いを描いている。最後の書状の宛名に関する件はそれで罪を免れるのかと疑問が残ったが、家康と正信を前にした信之の痛快な切り返しは清々しくもあった。
命を懸けて家を守る、名を上げる、約束を果たす、一筋縄ではいかない大阪城での諸将の目論見が渦巻く中での幸村の戦いぶりと暗躍が光る。表裏比興の者と言われた真田昌幸をはじめ、徳川を幾度も苦しめた真田家の強さは人の心を読む能力だろうか。

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Posted by ブクログ 2023年06月01日

まさかの倒叙ミステリ。大阪の陣を舞台にホームズ家康とワトソン正信とか常人の発想ではない。幸村を討て!が新手のフラグに。長いのにグイグイ読ませてしまうこの作者の力量は相当なもの。「塞王の盾」の直後にこんなの書けてしまうのは凄いわ。

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Posted by ブクログ 2023年04月20日

「幸村を討て」のタイトルですが、真田兄弟の物語
大坂の陣の裏側が、独自の視点で描かれます

信繁の大坂城入城の真の目的を、家康(と正信)が解き明かすというミステリー仕立て
5人の証言者、その人生も(腹心から聞き出したとして)語られます

「幸村を討て」は、物語のキーワードになっています
ラストが鮮や...続きを読むかですね

ただ、いくら草の者を駆使しても、大阪と江戸は遠いんじゃない?

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Posted by ブクログ 2023年10月27日

戦国最後の侍たちの誇り高き夢 - 今村翔吾「幸村を討て」★★★★☆

ものすごく大変だったが、お釣りがくるくらい楽しかった。
家康編は説明が多くなかなか難物でしたが、後半になればなるほど面白くなります!とくに、母に愛されたかった伊達政宗と約束は絶対守る毛利勝永はしびれました!この2人プラス真田家で年...続きを読む末年始時代劇特番期待します!
大阪の陣という、教科書では1行で終わる部分が濃厚に描かれていきます。戦国という時代の終わり、戦国武将たちの誇りや夢がひしひしと感じられます。最終章はこれまでの戦から一転して、会話による戦になります。動の時代から静の時代に、戦国から江戸へと時代が移り変わるのです。

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Posted by ブクログ 2022年10月01日

大阪の陣とそこに至る各武将の話を真田幸村と絡めて語る。徳川家康、織田有楽斎、南条元忠、後藤又兵衛、伊達政宗、毛利勝永を中心とした章が連作になっているような形式。その合間に真田兄弟の逸話が挟まれる。
で、最後の章で真田信之と家康の対決。それまでの章で出た証拠を突きつけ、最後の最後で大逆転。

最初はそ...続きを読むこそこかなーと思って読んでいたが、毛利勝永の章がおもしろく、最終章はサスペンスドラマのやりとりのようで凄かった。

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Posted by ブクログ 2023年08月15日

戦国推理小説という仕立、しかも舞台が大坂の陣という余り語られなかった所というのが面白かった。500頁を越える大作だが、有楽斎、南条、又兵衛、政宗、勝永と役者を替えスピーディに物語を進める、作者の力量に関心した。最後の真田信之と家康の対決は消化不良の部分があるように思われた。

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Posted by ブクログ 2023年06月07日

幸村を討てが、いわば合言葉?真田幸村に敵対する人物、協力する人物、それぞれに絡み合う思惑を見事に描ききった作品だと、感心してしまった。真田幸村を主人公にするにしても、こんな書き方もあるんだと、作者の着眼にも拍手。(って、かなり上から目線ですみません)ただ、読み始めてしばらく、その構成に気づかなくて、...続きを読むうまく読み進められなかった。徳川家康の「幸村を討て!」で、ああ、そんな感じかと気付けて、話が面白くなってきた。戦国時代の本も結構読んだけど、ほとんどが、信長、秀吉、家康といった英雄たちを主人公にしたものだったので、王道の物語がこびりついていて、この本の流れがとても新鮮で面白かった。真田家の生き残り作戦。それぞれの武将の夢をどう解釈するかで、歴史って違って見えるようだ。それにしても、真田はみんなかっこよく描かれすぎじゃない?

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Posted by ブクログ 2023年04月21日

本の雑誌・どんでん特集から。とりあえず、長い。いわゆる超大作でも、圧倒的ページターナーぶりでその長さを全く感じさせない作品もある訳だから、長いと感じるってことは、自分的には冗長ってこと。最終章、家康と真田のやり取りがスリリングだったし、ここでいわゆるどんでん返されるから、そのおかげでちょっと持ち直し...続きを読むたけど、それが無ければ☆2つでした。やっぱり歴史小説って、史実という大きな枠が決まっている分、スリルに欠けるというデメリットを、改めて感じてしまいました。

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Posted by ブクログ 2023年04月04日

03月-17。3.5点。
真田幸村と家康との戦いの中、周囲の武将視線で幸村を語っていく。手法は既刊「八本目の槍」の感じ。
ラストの家康・本多正信と信之の攻防が圧巻。

個人的な趣味では「塞王の楯」の様な主人公目線で最初からラストまでが好きかな。

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Posted by ブクログ 2023年03月04日

分厚い本で通勤で読むのは適してなかったな笑
真田幸村の大阪の陣はよく知ってるつもりだったが、こういう裏のストーリーがあっても面白いな。伊達政宗、毛利勝永の話の絡ませ方は流石だと思う。他では地味に描かれやすい真田信之がカッコイイのが新鮮でした。

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歴史小説×ミステリーの味わい。

2022年05月21日

2022年5月読了。

「真田好き」の自分としては、発売の記事を読んだ時から、気合充分で読み始めた。
一次資料の少ない信繁(幸村)を敢えて中心に置かず、その周囲で様々な出来事を起こした武将達を外側から描くことによって、幸村が浮き上がって来るように巧みな描写を行い、そしてタイトルから連想される「...続きを読む幸村の戦い」ではなく「真田家の戦い」に段々と擦り変わって行くと云う構造には唸らされた。
結果(歴史)が分かっている戦いに於いて、読者を如何にその世界へ引き摺り込むかが、作家の腕の見せ所だが、連作短編集の形で徐々に不可思議な謎を纏わせ、最後にまるで「法廷劇」の如くスパッとキメて見せる結末には拍手を送りたい。

歴史小説にミステリ要素を絡めると云うのは、簡単なようで難しいこと。それを「真田家」で書き上げた挑戦は本当に素晴らしい。

ただ、ただね…、実質的にこのお話は「真田家の戦い」にしたかった信幸(信之)を主人公とする物語に成っていて…、時々差し込まれる幼少期以外、信繁がフワフワッとしか描かれていないのと、
「こんなにお兄さんが野心的な方であれば、あんな事態には成らなかったのでは無いか?」と云う、そもそも論的な感情が芽生えてしまう訳で…。
勿論、「小説」であることは分かっているのですが、無い物ねだりをしてしまうんですよ、「真田(幸村)」のファンとしては…ww。
だからその分だけ、評価はマイナスに成っちゃいました。

でも、これを読んで又「真田太平記」を読み直したいなぁと思ったのも確かです。今村先生、ありがとう

#アツい #切ない #ドキドキハラハラ

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