【感想・ネタバレ】欲望で捉えるデジタルマーケティング史のレビュー

あらすじ

欲望が人を動かし、マーケティングを変えてきた。
インターネットが広がったのも、インターネットが広告メディアとなったのも、黎明期のインターネットユーザーの欲望によるものでした。また、既存のメディアに比べて、懐疑的に見られていたインターネット広告の概念を覆し、価値を認めさせたいというインターネット広告の担い手の欲望がテクノロジーの進化を後押ししました。さまざまなコミュニケーション手法、インターネット広告の自動化、効率化も、生活者や広告主の欲望に応えて生まれたものです。 ――「おわりに」より

コミュニケーション・ディレクター さとなお 絶賛!!
「流行っては廃っていくテクノロジーやノウハウに右往左往しなくなるための武器。それは「欲望」の大きな流れを読む「俯瞰力」だ」――佐藤尚之

インターネット広告が登場したのが1990年代。それから20年あまりのうちに、「イ ンターネット広告なんて」と施策から切り離されていたところから、「インターネット広告も」と存在価値を認められる時代へ。さらには、タッチポイントのプランニングや予算を考えるときに「まずはインターネット広告から」へと、インター ネット広告は立場を大きく変えました。そして今や、マーケティングにデジタルが使われないことはほぼなくなりました。そんなデジタルマーケティング史を軸に、広告にまつわるテクノロジーや当時の社会情勢など30年分の「知っておくべき」がこれ一冊にギュッと詰まっています!

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Posted by ブクログ

インターネット広告の今昔物語です。日本の広告費という統計でテレビ広告費が新聞広告費を抜いたのが1975年、インターネット広告費がテレビ広告費を抜いたのが2019年。2023年のインターネット広告費は3兆3330億円で前年比107.8%、同じ年のテレビ広告費がインターネットの約半分1兆7347億円、前年比96.3%なので、もはやマーケティングはデジタルがど真ん中なのだと思います。ですが大学生とか20代の人たちと話す機会があると、なんて広告が嫌われているんだろうと感じます。自分の世代でもデジタル広告に追っかけ回されるとウザイ気持ちになるので、Z世代の気持ちもわかる気がします。さらに昨年は、SNS詐欺広告の問題も相当に顕在化した年でした。広告主が考える「欲望」と消費者の「欲望」が悪い形で絡み合って進行しているように思えます。本書のキーワードである「欲望」のポジティブパワーをどう発揮するか?マーケティングの明日はどっちだ?

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2025年01月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

日本のインターネット普及とともに
デジタルマーケティングがどのような
歴史をたどったか、わかりやすく解説。
リアルタイムで体験したWindows98~スマホの登場まで
ネットの登場により、SNSの普及により、
広告の変遷が体系的に網羅され、
簡単に理解することができます。
良本です。

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2022年11月14日

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