あらすじ
転校したばかりの小5の空花は、体調を崩して入院中。
その病院に、患者向けの「あおぞら図書館」があると知り、本好きの空花は大喜び。
早速図書館に行って大好きな本を開いたら、さし絵の中に引っ張り込まれてしまった。
本の中で待っていたのは、アオと名乗る少女。
さし絵のクッキーを自由に食べ、思ったことを口にする、
空花にとって、うらやましいくらい自信のある、のびのびした子だった。
二人は、たびたびさし絵の中で会い、仲良くなっていくが、ある日大げんかに。
仲直りの機会がないまま、空花の退院が決まって……。
<小学中級から>
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Posted by ブクログ
私と同じくらい本が大好きな空花ちゃんとお喋りしたすぎて大好きになりました!!
本の中に入れる二人のほんわか友情物語かと思いきや…
な、展開に驚き必至です!!
Posted by ブクログ
表紙がともかくかわいい。
児童書だけど、大人の部屋にも飾りたくなる。裏表紙のバーコードにも赤い縁取りを発見。こういう遊び、装丁家がワクワクしながら提案したんだろうなぁと思うとこっちまで、楽しくなる。
Posted by ブクログ
児童文学の美味しそうな場面に入り込んでしまう、そんな楽しさだけで終わらせないのが令丈作品たるところ。
自分の知らなかった自分の姿を直視させ、第一印象ではわからぬ他人の姿に目を向ける。そこで生まれる新たな関係性の素敵さを見せてくれる。
Posted by ブクログ
小学生の頃学校を休みたいと思った日は空花と同じように、このまま本の世界に浸っていたい。と思っていたな。
アオが何者かのか、空花と同じタイミングで分かった時は、早く〇〇へ!と心の中で叫んだ。
Posted by ブクログ
本を介して出会ったアオとの経験が、夢だったか、現実かわからなくなってきて戸惑う主人公が、”どっちにしろ、終わった事なんだ。今度こそ、本当にわかったと思った。終わったことを追いかけても、意味がないんだよね、きっと”ってセリフをみたら、私の今の状況とかぶって、、あぁ、そうだよな、って。
不思議と読み終わって、思った。この物語は、ファンタジーなので、結局は現実のアオを救って、友達になれて、ハッピーエンドで読み終わりスッキリ。
Posted by ブクログ
大好きな本の世界へ行けたら。まさに読書好きの夢が叶うお話。現実がつらくて本の世界に閉じこもりたい空花と青。ただ空花はアオに叱られたことで現実と向き合うようになり、本に閉じこもったままの青を引っ張り出す。誰だって辛い現実よりは楽しい空想の方がいいもの。それでも小学5年生で塞ぎ込んだ友だちを「あなたの居場所はここだよ!」と自分の胸を叩けるなんてこの2人の友情は本物だ。もう本の世界に入り込むことは出来ないけれど、これからは現実の世界で友情を育んでいく2人の話をもっと読みたい。
Posted by ブクログ
本好きの友達に恵まれていた環境から、引っ越しで環境が変わり、病気にもなって…と話が進んでいく。
始めはいい感じだと思って読み始めたけれど、ちょっと期待外れだった。
ただ、文字も大きくテンポよく読めるので、本好きかそうでないかを問わず、読んでみることを勧めるにはよさそう。