【感想・ネタバレ】眼球達磨式のレビュー

あらすじ

無為な日々を過ごす「彼」は、移動式の監視カメラ「アイ」を手に入れた。極小眼球型の機体で街を疾走するが、ある日、なんとアイが勝手に自走をはじめ――。第58回文藝賞受賞作。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

目玉のような外見のカメラ付ラジコン“アイ”を購入した“彼”。遠隔操作で見回り中、アイが女性に持ち帰られてから、どんどんおかしな方向へ導かれる。彼の制御下を離れたアイが、無機物な犬、猿、ヤモリをお供に不審者探しへと繰り出す様は、桃太郎の鬼退治のようでもあるが、最後に成敗されたのは……。この物語は、異なる二つの目(アイ)を通して、法やルールの概念を描いているのかな。よくわからんが、そこがいい。

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2022年07月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ラジコンで遠隔操作できるはずだったがアンコントローラブルになった小型カメラ〈アイ〉が映し出す世界に釘付けになった彼のお話し。

「見る」ことの能動性・受動性について考えられる作品かなと思いきや、読み進めると想像を超える展開に。一読しただけですんなり理解するのは難しかった。

物語の主要な登場人物は「彼」や「アイ」だけれど、最後に登場する「おれ」目線で読み直すとまた違った読み方ができるかもしれない。

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2022年05月03日

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