【感想・ネタバレ】やさしさは罪の香りのレビュー

あらすじ

敬愛する兄に頼まれ、高校生の碓井遠流は道路建設計画の凍結を回避するために、政治家・菅江慎一にその身体をさしだすことになった。しかし、それは信じていた兄の策略だった! 取引を持ちかけてきたのが菅江からだと誤解している遠流は菅江を憎み、菅江は兄のために自分に抱かれ、尽くす健気な遠流をしだいに愛し始めていた。たがいの重い枷に束縛された二人の関係は、利権がからみ複雑になっていく。やがて遠流の存在は、聖域で生きる男を高みから降ろそうとしていた……!! ハード・ラブ・ロマン!

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Posted by ブクログ

政治家・菅江慎一×高校生・碓井遠流(うすいとおる)の年の差カップル。

どうしてこの方は、こんなに泣けるお話を書かれるんでしょうか。
今回も、すっかり泣いちゃいましたよ…
途中まで泣けるような雰囲気は、全く漂っていなかったのになぁ〜。

健気受けなんでしょうけど、自分から望んで付き合ってるわけじゃないから、ちょっと違うのかな?
攻めさまに健気なのではなく、ただ1人だけ優しくしてくれていた異母兄に健気だったんですよね。
その異母兄に裏切られて壊れちゃって。

「いらないなんて言わないで」

誰にも望まれず生まれてきたから、誰かに必要とされたい、嫌われたくないと思って生きてきた遠流。
今まで愛情を受けてこなかった遠流に、愛情を注ぎ、壊れた心を取り戻させようとする菅江。ちょっと焦れったくなるところもありましたが、一所懸命になってくれたのでよしとするかな?

最後まで、遠流を愛情で包んであげて欲しいです。

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2009年10月04日

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