【感想・ネタバレ】だます心 だまされる心のレビュー

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Posted by ブクログ 2013年12月15日

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一章
中村弘『マジックは科学』(技芸としての手品を楽しむという文化が育っていないと、手品は悪魔の業と見られる、という記述がある) 呑刀履火・種瓜植樹(散楽の一種) 馬腹術(外術のひとつ) 果心居士(鎌倉時代にいた外術師) 豆蔵(江戸時代における大道芸人) 時計復活現象(超能力ともて...続きを読むはやされたトリック。潤滑油の粘性抵抗と「動いた人をテレビに連絡させる」ことを利用している) 
二章
コッティングリーの妖精写真 口品(言葉を用いたトリック。筆者は徳利を用いている) R・N・シェパード『視覚のトリック』 
三章
マイケル・ファラデー(「こっくりさん」は人間の意志によって動かされていることを実証した) 井上圓了『妖怪玄談 狐狗狸の事』(こっくりさんは人間の潜在意識を反映して、無意識の筋肉運動が起きていると論じた) ガッピイ婦人(本名アグネス・ニコル)とフロレンス・クック(霊媒師) 幽霊詐欺商法(19世紀に流行った商法。色仕掛け) パンタ笛吹(手から物を出すサイ◯バ氏のトリックを本で明かした) 明覚寺グループ(霊感商法で問題になっていた本覚寺グループの一員。京都の本山とは関係がない) 
四章
フォン・オステン(結果的に「クレバー・ハンス効果」という言葉を産み出してしまった人物。この事は警察犬の信頼性の有無へと発展して言った) 旧石器発掘捏造事件 ピルトダウン事件 虹と地震(消印が押されたはがきを利用して地震を「予知」していた人物がいた)
五章
F・アバグネイル『華麗なる騙しのテクニック』(スティーブン・スピルバーグ『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』の元ネタ) 
六章
柴山哲也『戦争報道とアメリカ』(ナイラの証言など、捏造された情報で人をコントロールする怖さが記されている)
 

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年04月28日

[ 内容 ]
「だまし」には大きな魅力がある。
巧みな手品や小説、だまし絵などは、存分に楽しめる。
しかし、その魅力にのめりこんで、悪徳商法の被害など、危ういところへ連れていかれることも多い。
さまざまな「だまし」のテクニックや狙いを紹介しながら、「だまされ」への道は何か、だまされないためにはどんな...続きを読む姿勢が必要なのかを解説する。

[ 目次 ]
1章 トリック-人為的な不思議現象にはタネがある
2章 文学・芸術の中の「だまし」-ユーモアあふれるウソ
3章 霊とカリスマの世界
4章 科学者もだまされる
5章 実生活にひそむだまし-思い込みと欲得の落とし穴
6章 だましの社会現象-政策誘導のための「だまし」
7章 どうすればだまされないか?

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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Posted by ブクログ 2010年10月28日

サイババの何も無いところから粉を取り出すトリックの紹介、
クレバーハンス錯誤という動物の人間を深く考察した上での行動など
いろんな騙し騙されの話が詰まっている本。
クレバーハンスの話が個人的に一番面白く印象に残っている。

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Posted by ブクログ 2015年08月22日

 科学的な分析というより、詐欺やだましをめぐる豆知識、トリビアみたいな本。思い込みや権威にとらわれず、懐疑的にいきましょう、というのが大筋の内容。でも多くの人はそれができないから困ってる。「へ~」と思える個所や参考になる点はあるが、読んで得したという気持ちにはあまりなれなかった。

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Posted by ブクログ 2013年07月04日

「だまし」を美学とするためには騙される方も騙す方もユーモアが必要なんだな、というものです。
騙すと言う言葉から人はマイナス、負のイメージを持つが、実は騙すということは、実生活のなかでも私たちは積極的に、かつふんだんに使っている事に気づかされます。
騙される方もその騙しのテクニックに拍手喝采を贈りなが...続きを読むら、騙すという高度なテクニックを育てあげ、
人は心の余裕や文化や、はたまた科学さえ作り上げてきたのです。
勿論、マイナス、負の騙しも日々テクニックを磨き、人の心の隙に分け入ってくるのですが。
では、
文化としての騙しは楽しみながら、
悪としての騙しにはかからないには私たちはどうするか。
それには、
客観的事実と主観的事実を混同しないように日頃から訓練することだと著者は言います。
心にゆとりをもつこと。
また詐欺等に対しては、近隣とネットワークを作っておく。
など、日頃の心構えも書いてあります。

ためになりました!!!

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Posted by ブクログ 2011年12月27日

手品などのトリック、文学・芸術の中のだまし、霊やカリスマ、科学者の錯誤、現代の詐欺などについて「だまし」という観点から述べた本。

・部分から全体を推定する危うさ(あくまで自分がみているところしか判断材料はないのに)
・さまざまな詐欺など
・タネはあることを理解しつつも楽しむ、マジックのだまし

...続きを読むど、いろんな意味があることをわかりやすく説明している。

人間界のだましは①金品を奪い取るためのさまざまな悪質な「だまし」、②世間を欺いて一人ほくそ笑む愉快犯の「だまし」、③「だまし」をたのしむ人間独特の文化のありようがある。
動物界では擬態などいろんな手段もある。

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Posted by ブクログ 2010年04月09日

091205 by mixi 非戦さんの流れ
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「だまし」には大きな魅力がある。巧みな手品や小説、だまし絵などは、存分に楽しめる。しかし、その魅力にのめりこんで、悪徳商法の被害など、危ういところへ連れていかれることも多い。さまざまな「だまし」のテクニックや狙いを紹介しながら、「だまされ」...続きを読むへの道は何か、だまされないためにはどんな姿勢が必要なのかを解説する。
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1章 トリック―人為的な不思議現象にはタネがある
2章 文学・芸術の中の「だまし」―ユーモアあふれるウソ
3章 霊とカリスマの世界
4章 科学者もだまされる
5章 実生活にひそむだまし―思い込みと欲得の落とし穴
6章 だましの社会現象―政策誘導のための「だまし」
7章 どうすればだまされないか?
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ハンカチの口手品 37
『視覚のトリックーだまし絵が語る<見る>しくみ』 R.N.シェパード 新曜社 48
『華麗なる騙しのテクニック』 フランク・アバグネイル 2004 アスペクト ←詐欺師の著 138
『悪徳商法ーあなたもすでに騙されている』 2003 PHP出版 164
『騙される人 騙されない人ー「思い込み」の心理学』 1998 PHP出版 179
45,156,185:処世の術として・・・

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