あらすじ
目立つことを恐れ、職場では地味な格好の千紅咲。憧れのCEO・蒼依にも本心を隠すために塩対応していたのに、彼は事あるごとにかまってきて!?「君に触れたかった」深いキスと蕩ける愛撫。淫らに身体を開かれて幸せな時を過ごし――。一夜かぎりのことだと思っていたら「ようやく巡ってきたチャンスを逃さない」と抱き締められて……。策士なCEOの甘やかな愛!
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Posted by ブクログ
目立つことを避け、ひっそりと働く千紅咲(ちぐさ)は、誰もが憧れるCEO・蒼依に秘めた想いを抱いていた。けれど彼女は、その想いを隠すようにわざと塩対応を貫いてきた。
ところが、そんな彼がまるでその“壁”を壊すように距離を詰めてくる。
「君に触れたかった」
低く囁かれ、キスを落とされ、理性が溶かされていく瞬間の描写がなんとも官能的で、読んでいて心拍数が上がるような甘さ。
一夜の情事と思っていたのに、「ようやく巡ってきたチャンスを逃さない」と言い切る彼の言葉には、策略家らしい冷静さと、長年積もらせてきた愛情の熱が共存していて、まさに“策士で溺愛”なヒーローでした。
ヒロインは自分に自信がなく、恋愛にも奥手だけれど、芯はしっかりしていて読んでいて応援したくなるタイプ。
そんな彼女が、ヒーローのまっすぐで甘く、時に支配的な愛情によって少しずつ自分を受け入れていく姿にじんわりきます。
物語全体を包むのは、オパールらしい濃密なエロスと、そこに確かに存在する“想い”の重さ。
ただの肉体的な熱ではなく、信頼や安心が積み重なっていく描き方が見事で、官能的なのにとても優しい物語でした。
また、ヒーローが完璧でいながらも少し意地悪なところがあって、彼女の反応を楽しんでいるのも魅力のひとつ。
冷たい塩対応の裏に隠れた恋心を見抜いていたのも、彼らしい洞察力。
一夜の関係から始まる恋愛ってありがちな展開のはずなのに、2人の関係はもっと繊細で、互いを理解しようとする心の交流がちゃんと描かれているのが良かったです。
面白かった!けど...
あれだけ頑なで用心していたヒロインなのに、めっちゃ流されてませんか⁈
あっ!という間に社長と関係を持って、ビックリしました。
そして社長も、すごい自信ですなw
勘違いなら、犯罪ですよ?w
そこだけ気になりました。