あらすじ
父親は、ある日、はたと、考えた。遊ぶのが好きな小学生の次男は、どんな中学校へ行けば、のびのび育つだろう? コントを書くことが原点の放送作家が、みずからのトライ・アンド・エラーをユーモラスに綴る、父と子二人三脚の受験競争ラプソディー。「学校説明会でどうやって見抜くか」「塾の使い倒し方」「受験ブルーからの脱出法」「参考書、役に立つもの立たぬもの」など、受験生を持つ親が、どんなときに、何をしたらよいか、具体的アドバイス満載。
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Posted by ブクログ
長男の中学受験体験記を既に上梓されている
ようだが、そちらは未読。
本書は次男さんの体験記。
とはいえ、長男さんの武蔵、次男さんの世田谷高校という入学後の生活を含めた話はとても参考になる。
特に武蔵の自由という校風が、よく書かれていた。
「いじめはないのか?」という問いに対する長男の答えは、「ないんじゃないの、きっと。だって、誰が何してても関係ないもん」。
個人が徹底的に尊重されている。それは互いに不干渉になるということだと作者は捉えた。
なるほどなあ。突き詰めるとそうなるんだな。
そして、その環境でも自己を保てる力をつけることは、人生の中で活きてきそう。
他者に依存する生き方は選ばない強さと、自由。
一方、世田谷学園には手厚いサポートという別の側面がある。
子どもの適正を親がどれくらい理解できるかが、中学校選びのポイントなんだろう。
麻布の合格を辞退して、神奈川の私学に進学した知り合いがいるが、麻布の自由さを避けたことが理由の一つだった。
偏差値とかブランドに左右されない強さも親には必要なのかな。
Posted by ブクログ
息子が6年の夏に中学受験をすることに決めて、中学受験については全く知識がなかったのですが、この本のお陰で、受験をシュミレーションできたような気がします
お父さんの息子さんを思う気持ちがひしひしと感じられました
話が楽しく、時々涙しながら、あっという間に読みました
この本を読んで、ゆったりとした気持ちで息子の受験を見守れたと思います
感謝しています