【感想・ネタバレ】雪のマズルカのレビュー

ユーザーレビュー

Posted by ブクログ 2019年04月20日

表紙の絵が違うけど、これだと思う。
芦原すなおさんのハードボイルド。

非常に冷徹かつ冷静、自らの感情的要素を切り捨てたような
私立探偵「笹野里子」。元保育士。かなり固茹で。

異国の言葉を日本語に直訳したような、簡素な文章が
このストーリーに合っているかも。
これこそが彼女の心理状態を表しているよ...続きを読むうな。

多くは読んでいないけど、数あるハードボイルド小説の中でも
これはかなり斬新で根本的かも。渋い。
とても好きだなぁ。

アサシンのような無表情さ。無感情さ。
彼女にターゲットにされたくないなぁー。絶体絶命だわ。

「月夜の晩に火事がいて」という、対になる作品があるらしい。
見つけて読んでみたい。さがします。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年11月04日

最高! 好みの1冊に久々のヒット。

女性私立探偵のハードボイルドもの。短編が4作。

解説の方によると、これまでの日本ミステリで「女性私立探偵ハードボイルド」というのはほとんどなかったそうだ。だからこの『雪のマズルカ』の登場には、思わず諸手をあげて「これよ!」と叫んだという。同感。

著者の芦原す...続きを読むなおさんの作品は、『ミミズクとオリーブ』や『嫁洗い池』などを読んできた。専業主婦が、持ち込まれた事件の話を聞いただけで謎を解いてしまう。あとは美味しい料理を食べる、という軽めの安楽椅子系ミステリだった。

ところが本書では、作風がガラッと変わる。夫の死をきっかけに、保母を辞め、私立探偵になった笹野里子。現在41歳。気に入らない依頼者にはお帰りいただく主義。ジムで格闘技を習い、部屋では4キロの鉄アレイで鍛えている。仕事にはリボルバーを携帯し、いざとなれば躊躇なくぬく。迷わない。そんな具合でストレートにカッコいい。テンポよく、スピード感ある展開。主人公の心の葛藤も適度に織り交ぜ、ほど良い固さに茹で上がっている。

続編はあるのか? ぜひ読みたい。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

夫の残していったものは、滞納した事務所の家賃とリボルバー、そして苦い思い出だけ。

夫のあとを継ぎ、私立探偵となった笹野里子の活躍を描く、ハードボイルド連作集。


さすがは直木賞作家。

こんなにカッコイイ、女性ハードボイルドは久々のヒットです。

いや、満塁ホームランかもww

気になったのはリ...続きを読むボルバーの弾はいずこから??

位なものでw

続き!!としばらくジタバタしそうです。

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Posted by ブクログ 2017年09月04日

女探偵が主人公の、究極のハードボイルド。
笹野里子は、女性を同乗させ自動車事故死した夫の後を継いで探偵となる。

実にタフでクール、おまけに超がつくほどのヘソ曲がり。依頼人から話を聞いても、少しでも気に食わないところがあれば、「お気に召さないのでしたら、どうぞよそへ」と断ってしまう。

依頼者の代理...続きを読む人が迎えにいくと言っても、「知らない人にはついていっちゃだめと、母から言われた」と返す。

そうした受け答えがいちいち小気味よい。

調査を引き受ければ、必ず落とし前をつける。
そのためには、引き金もためらわずに引く。

こんな女探偵を、ワタシはもう一人知っている。
若竹七海さんが描くところの、葉山晶だ。

この二人が大好きだ。

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Posted by ブクログ 2015年03月11日

いやぁ、ハードボイルドだわ。主人公が直感に従って事件を解決してしまうのでミステリー要素はあまりありませんが、それを補って余りある主人の魅力が売りですね。
文章のテンポもいいので、さくさくと楽しく読める1冊でした。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2015年01月31日

探偵小説だからミステリなのかもしれないけど、ミステリというよりハードボイルド。

かなり沸点が低い女性が主人公の話。

あんた、何をやって暮らしているの? と訊きたくなるのは探偵物全てに共通するのかもしれないが、全編を通してキャラクター性は悪くは無いと思うものの中途半端感が漂う。

多分、この話って...続きを読む女性向けっていうより男性向けに書かれているんだろうと思われる。それでいて、女性っぽい淡泊感が漂っていて今一突き放した視点で読んでしまう。

それでいながらも、のめりこまされる話の作り方の上手さがあって、理解できないまま最後まで読まされてしまう巧みさに驚かされてしまう。

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Posted by ブクログ 2009年12月29日

これぞ女性版ハードボイルド。たしかにカッコいいのだけれど、かなりハード。ええ、ここまでやっちゃうのっ!? と正直びっくりしました。しかしこんだけカッコいい女性が、なんでそんなしょうもない男と結婚しますかね(苦笑)。
お気に入りは「氷の炎」。やりきれない物語なのだけれど、この冒頭と結末には非常な美しさ...続きを読むを感じました。
「月夜の晩に火事がいて」のあの人も登場してますね。必見。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2016年08月26日

探偵、笹野里子が主人公の4編の短編集。

サラリと読めるし、
情景描写もイメージしやすいし、
笹野のキャラクターも
そのキャラクターが織りなす会話のやり取りも
テンポよくするする読めてよかった。

笹野が躊躇なく撃ち殺した時はびっくりしたが。
他にもシリーズが出ているみたいだから読んでみようと思った...続きを読む

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2015年12月19日

つい最近、愛読していた『ピアノの森』が遂に最終回を迎えた。
日本人初のマズルカ賞。
ただそれが頭によぎったので読んだ。全然、全く、関係ないのだけど。

それでも、面白かった。
短編で1話読み切りみたいな感じで、テンポ良くて。
あっと言う間に読めた。(今、2冊目読んでるけど)

知り合い及び家族又は本...続きを読む人。
彼女の旦那のような最期は迎えたくないし。
知りたくない。

無理なこじつけよ。
ただの性癖が産んだ事故だと思うのだけど。
本当にあった○○な話の雑誌に投稿するくらいの最期だった。

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Posted by ブクログ 2015年08月13日

あらすじ(背表紙より)
夫が残したものは、滞納した事務所の家賃とリボルバー、そして苦い思い出だけ。夫の跡を継ぎ、私立探偵となった笹野里子の活躍を描く、直木賞作家・芦原すなお初のハードボイルド連作集。非行女子高生の行状に迫る表題作ほか、「氷の炎」「アウト・オブ・ノーウェア」「ショウダウン」を収録。最強...続きを読む(最驚!?)の女探偵がたどりつく衝撃の結末とは。

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Posted by ブクログ 2015年03月22日

芦原すなおさんのミステリー小説はほんの少ししか読んでいない
そして、読んだ本が結構ほのぼの系のミステリー
なので、女性探偵のハードボイルドぶりに度肝を抜かれました
クールなんだよね、とっても
楽しみなシリーズです

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Posted by ブクログ 2010年12月23日

「雪のマズルカ」芦原すなお
ソフトボイルド。ライラック。
@電子書籍8冊目。

夫に先立たれた女探偵のドライで冷徹な事件簿。
芦原すなおさんはこういったものも書くんだーと思いつつ、
やっぱし物語の色がワンクッションあってソフトだなあという印象。

探偵小説としてはリアリティにかける短編集でしたが、
...続きを読むサクッと読めていいかんじでした。(3)

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Posted by ブクログ 2011年08月01日

解説にもあったのだけど、日本の小説で女性探偵が主人公でハードボイルドというのは珍しいと思う。
そういえば大薮春彦で読んだかも?ぐらい。「女豹シリーズ」は女殺し屋だったから、思い違いかもしれないし。
今まで読んできた芦原すなおとは一風変わった作風で、でもところどころ芦原風な表現もあって。
なんだかそれ...続きを読むがこの作品を中途半端にしているような気もする。もっとぎりぎりまで削いだハードボイルドでもよかったんじゃないかと思う。
でもそうするとこの作品を葦原すなおが書く意味もなくなってしまうよなぁ。難しい。
主人公は魅力的だし、周りも芦原ワールドの住民で且つこの世界に違和感のない配置になっているのはよかった。
続編があれば読んでみたいかも。

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