あらすじ
あんなひ弱な王子と結婚なんてしたくない! 強い思いから王女シアンが頼ったのは盗賊王ハザス。ところが彼が求めてきたのはシアンの身体!? 「欲しいものは、あなたの愛だけ」と強引に口づけられ、さらに淫靡な愛撫まで……。最初は身体だけの関係。けれども心から愛されていると気づき、すべてを捧げた時、二人の関係が王家に発覚して!? 目眩く濃厚Eros&本格ファンタジー!
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Posted by ブクログ
6月の新刊。
強気お姫様×優しい王子のCPがいいわ~。
ネットではヒロインがかわいくないと評判悪いみたいだけど、わたしは断然好み。
ヒーローもプレイボーイのモテモテ君よりも、主人公に一途なほうがよっぽどいいじゃんって思うし。
ファンタジーの設定もありがちといえばありがちなんだけど、光と炎、そして闇というのは分かりやすいし、一冊完結でファンタジーがメインじゃないんだからちょうどよい感じです。
あっちのほうはというと、ティアラの他作品に比べて量が多いように感じました。読者サービスかな。最中に会話が(しかも萌えな感じで)続くため、ページ数が増えているのは、作者のねらいのような感じがします。それもまたありかと。
「シアン王女、愛していますよ。……わたしのすべて」とことあるごとに言う決めぜりふも結構好きかな。やっぱり女の子は愛の言葉をささやかれたい願望を持ってるもん。なかなかいい感じ。
ネタバレすると、最後の神降臨もよいです。大人になってしまっても、主人公の清らかさが残るという意味で。聖女として崇められるというのが、読み終わった後に安心感が残ります。