【感想・ネタバレ】身分を隠した領主の子息は、身代わりの令嬢を甘やかしたいのレビュー

イシクロ / 朔羽ゆき

叔母が営む下町の小さなレース工房で働いているミシェルはある日、店に訪れた男性客に外に連れ出されそうになる。どうやら男性は、ミシェルを「アリス」という女性と見間違えたらしい。そんな奇妙なことがあった数日後、今度は顔を隠した身分の高そうな令嬢が工房を訪れ、ミシェルに屋敷まで商品を持ってきてほしいと頼んでくる。言われるままに屋敷を尋ねると、待っていたのは「アリス」と名乗るミシェルとそっくりな顔をした令嬢だった。アリスは強引にミシェルと自身のドレスを交換すると、ミシェルに「自分の身代わり」を頼み、屋敷から出ていってしまう。ひとり取り残され呆然とするミシェルを助けてくれたのは、数日前工房にきた男性客・ロバート。彼はお転婆令嬢・アリスの従者だったのだ。アリスによる入れ替わり計画を察知したロバートは、騒ぎになることは避けたいと、ミシェルにアリスを演じるよう求めてきて……。

[サマ · ★★★☆☆]

溺愛モノ

ヒロインは早くに母を亡くし叔母と一緒にお店を切り盛りしています。そのお店でお客としてきたヒーローと出会います。自身に似た伯爵令嬢と２週間だけ入れ替わる中でヒーローと距离も縮まっていきます。
特にストーリーは波風もなくヒーローの囲い込みからの溺愛で終わります。入れ替わりも顔が似ている伯爵令嬢、父親がいないヒロイン、のあたりから想像がつきます。溺愛ものして良かったです。