あらすじ
親友だった千葉が、なぜか突然、冷たくなってしまった。焦った幸人は思わず「好きだ」と口走るが、「なら、やらせろよ」と千葉は答え……。冷たい視線のなか乱暴に抱かれて、キスひとつしてもらえなかった。絶望感でいっぱいの幸人に、千葉は名前を呼ぶことさえ禁じてしまう。その言葉一つ、視線一つで、心臓が張り裂けそうになる。この強い恋心を、どうしたらいいのだろう? せつないセンシティブ☆ラブストーリー。
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Posted by ブクログ
高校生×高校生。青く、堅く、ラブラブでイチャイチャで嫉妬と独占欲で視野が極度に狭いラブストーリー。少年と青年の間の葛藤とか苦悩を抱えつつ一歩一歩大人への階段を登ってゆく様が丁寧に描かれている。世界は二人のためにあり、地球は二人中心にまわっている。受けが名実ともに小動物で可愛い。
Posted by ブクログ
親友だったはずの千葉が、突然冷たくなった。
今では名前さえも呼ばしてもらえずに、そっけなくされるだけの日々。
幸人はそれが辛かったが、今でも千葉のことを嫌いになれずにいる。
きっかけは、離れていこうとする千葉に思わず焦った幸人が「好きだ」と言ってしまったこと。どうしても千葉を引き止めたくて口走った幸人に、千葉は「なら、やらせろよ」と答え、冷たい視線のまま、乱暴に抱かれたけれど、キスは一度もしてもらえなかった。
絶望感でいっぱいの幸人だったが、それでも千葉の元を離れられずにいて……
という話。
まぁ、ざくっと言っちゃうと、千葉が勝手に勘違いをして、幸人に辛く当たってるところから物語は始まって、結局、勘違いの理由が解けて仲直りしてハッピーエンド……というところで、大体は終わってるんですが。
そこから先も物語がちょっと続いていて。
千葉がやきもちを焼いた上に、自分のことではやきもちを焼いてくれないことに怒る話だとか、小泉が千葉に近づく人に嫉妬する話が入ってます。
どちらかというと、くっついた後の方がボリュームが多いです。
が、爽やかハンサムにも関わらず、実はすごい独占欲の持ち主である千葉が、幸人にかなりメロメロしてる描写はなかなか面白いけど、気持ちはよくわかる感じになっていたので、その辺りがとてもよかったです。
怒らなきゃいけない場面なのに、幸人のかわいさに鼻血を噴きそうになっている千葉とか、かわいいですよね。