あらすじ
《推薦!》
もがいて見つけたものを私は信じる。
それが世の感覚からズレていたとしても
――こだまさん
一読、自分へのこだわりが半減し愛が倍になった。
幸せとはこれか!と膝を打ちました。
――吉村萬壱さん
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長いこと、「もっと愛されたい」と苦しんできた著者。
でも、「愛すること」、まずは自分自身で自分をいたわり、愛することが、幸福の始まりなのではないか。
自分をどうしたら愛せるのか。
他者とどう関わればいいのか。
――そんな悩みに苦しむ、名前も顔も知らない仲間たちへ。
他者との関係に悩み、心細さを抱えている人たちへ贈るエッセイ集。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
地元が北海道で、東京に住んでたけど色々あってまた北海道に帰ってきて……という境遇が似ていたので読みました。自分に似てるところもあれば真逆のところもあって、鏡に写っているのを見ているような気持ちでした。(または叔母と姪みたいな)
Posted by ブクログ
今は自分を愛している佐々木ののかさんによるエッセイ。
北海道帯広出身で、
社会人になり上京したけど、
少し前に戻って実家暮らししたら自分と向き合わざるを得なくなった。
そして今の著者いわく、実家暮らしは意外と心地いい、らしい。
同年代の著者でありながら、これまでの人生で経てきたことや、基にしてきた考え方は全く異なるものも多く、
でもこうして立ち止まって一つ一つ深めていくと、全然違う人、とは言えず、
だから読み続けてしまう。
20代は恋愛に明け暮れ、
ヌードモデルの仕事を引き受けていた時期もあり、
社会人になってから、公園で異性とも関わらず相撲取りを依頼して実行する、
地元に戻ってからは髪は赤に染めて、
チェーン店の安定的な規則性と、誰もを受け入れる無関心さに落ち着きを感じ、
動物嫌いとしながら、4つ足で犬になる練習を続け、
読書好きで、作品、著者、版元、本の作り手たちを推す―これは自身が生きやすい社会をつくるための社会運動だというのは、とてもいいなー。