あらすじ
伝染病により女性が滅亡し、男だけになった世界で起きた異変――それは、ある日突然動物のミミが生え、同性を惹きつける強烈なフェロモンを発する「ミミつき」の存在が確認され始めたことだった。高価に取引される彼らを狩る「ウサギ狩り」。ウサギの「ミミつき」になってしまった宇佐美一羽の前に、高校時代の同級生で今は狩野組組長である狩野が現れる。あっという間に捕獲された一羽は玩具として売り飛ばされることを覚悟するが、手始めに狩野から屈辱的で淫らな行為を強いられて…
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Posted by ブクログ
伝染病により女性がすべていなくなり、男だけになった世界で起きた異変――それは、ある日突然動物のミミが生え、同性を惹きつける強烈なフェロモンを発する「ミミつき」が現れることだった。
ミミつきは女性がいなくなり自暴自棄の人が増えた世界では、ミミつきはかっこうの獲物だった。街を歩けば襲われそうになり、また高価に取り引きされる彼らを狩る「ウサギ狩り」なんてものも存在していた。
ウサギの「ミミつき」になってしまった宇佐美一羽が、久しぶりの外出で襲われかけたところに、高校時代の同級生で今は狩野組組長である狩野が現れる。
あっという間に捕獲された一羽は玩具として売り飛ばされることを覚悟するが、手始めに狩野から屈辱的で淫らな行為を強いられて……
という話でした。
結局のところ、高校時代から狩野も宇佐美のことが好きで、宇佐美も狩野のことが好きだと自覚して、ハッピーエンド。
悪くない話でした。
シチュエーションがちょっと凝ってましたが、後は割とオーソドックスなBLだった印象。
基本的にこれを読んで「はずれだ」と思う人は少ない話だったように想います。
鈴木あみ先生の書く本って切なかったりつらかったりする話が多くて、今回もそれを期待していたんですが、びっくりするくらい普通で。でも、普通に面白かったです。