あらすじ
一番現場に近い先生による、これからの働き方の教科書
「キャリアナレッジ」が、あなたらしい未来を切り拓く!
本書は、今の仕事や生活にモヤモヤを抱えているあなたに贈る「これからの働き方の教科書」です。
◎今の組織で今後も働き続けていく、または働き続けていかなければならない事情を抱えている人に向けて、これからのキャリア形成に活用していただくための内容になっています。転職や独立後に不安を抱えている方にもオススメです。
・「このまま、今の職場で働いていてもいいのかな?」というモヤモヤを抱えているが、今すぐ転職を考えているわけではなく、働き続けている。
・会社のことや同僚のことは好きだが、給料が見合っていない、やりたいことができないなど、何らかの思いや事情で転職を考えている。
・転職を考えているが、一方でその自分に疑問を持っている、不安がある。
・転職や独立をしたものの、不安がぬぐいきれない、後悔している。
◎本書では、キャリア論の知見と私自身の経験、企業登壇やビジネスパーソンへのヒアリング等で得たリアルな悩みをもとに、キャリアの悩みを和らげ、これからのキャリアをあなたらしく築いていくための方法をお伝えします。
それが「キャリアナレッジ」。
キャリアの悩みを一つひとつ解決していくために、具体的に取り組むことのできる思考法です。
日々実践を続けることで、働き方、生き方が変わっていくことでしょう。
◎キャリアナレッジの考え方を通して伝えたいメッセージは、大きく3つです。
①キャリアは日々考えるもの
キャリアとは、転機のときだけに考えるものではなく、日々つくりあげていくもの。
自分らしく生きるために、日頃からもっと身近にキャリアについて考える。
②主体的に生き、稼ぐことから逃げない
何を大事にしたいかを考え、正しく悩み、そして、まず行動・実践してみる。
主体的に、自分らしい人生を選ぶことを諦めない。
③組織を大切にする
これからは、個人も組織も活かせる人が未来をつくる。
個人と組織を、対立させるのではなく、共に活かしあうパートナーと考える。田中研之輔(たなか・けんのすけ)
法政大学キャリアデザイン学部教授
一般社団法人 プロティアン・キャリア協会 代表理事
明光キャリアアカデミー学長
UC.Berkeley元客員研究員、University of Melbourne元客員研究員、日本学術振興会特別研究。一橋大学大学院社学研究科博士課程修了。博士(社会学)。専門はキャリア論、組織論。
社外取締役・社外願問を30社歴任。個人投資家。ソフトバンクアカデミア外部一期生。専門社会調査士。プログラム開発・新規事業開発を得意とする。
著書は26冊。『辞める研修 辞めない研修』(ハーベスト社)、『先生は教えてくれない就活のトリセツ』(筑摩書房)、『ルポ不法移民』(岩波書店)、『井家の経営』『走らないトヨタ』(以上、法律文化社)、『都市に刻む軌跡』(新曜社)など。またキャリア・シリーズとして、『プロティアン』(日経BP)、『ビジトレ』(金子書房)、『プロティアン教育』(株式会社キャリアナレッジ)、『新しいキャリアの見つけ方』(アスコム)がある。訳書に『ボディ&ソウル』(新理社)、『ストリートのコード』(ハーベスト社)など。
その他、日経ビジネス、日経STYLEなどメディア多数連載。
感情タグBEST3
キャリアを考える方法が満載
自律的なキャリアを作るためのプロティアンキャリア。それをもとに日々どんなことを考えていけばいいのか。ワークを惜しみなく紹介してくれている。
また、組織にいながら自律的にキャリアを形成するとはどういうことか。組織との関係性に注目し、どう関係を作っていくかの視点でとらえるというのが新鮮だった。現実的に組織に属しながら働く人が多い中で、本当に実践できるキャリアの考え方、今の自分がどうしたら自律的にキャリアを築いていけるか、その方法に溢れる学びの多い一冊だった。
毎週振り返りをしているが、そこに本書の振り返り要素をどう取り入れるか。できたら毎日考えたいワークをいつどのように取り入れるか。それを考えるところから自分の自律的なキャリア形成は始まると感じた。
キャリアのモヤモヤの解消方法がわからない方、自律的なキャリアを歩みたいと思っても歩き方がわからない方におすすめ。
Posted by ブクログ
キャリアについて考える中で読書
具体手段も述べられており、かなり良い本
メモ
・悩み続けるのは働く、稼ぐ、生きるのバランスがうまく取れないから
・キャリアナレッジ
戦略設計 長期分散積立 セルフビジョン
意識改革 セルフアントレプレナー
自己研鑽 セルフパーパス ビジョンワーク
組織貢献 自律型 働きがい
・自分の強みを可視化する。
キャリア形成を閉じないこと
・3s分析
自己、状況、社会
self setting societyで考える。
・キャリア形成に大事な4L
仕事、学習、余暇、愛情
labor learning leisure love
・瞑想とメモでセルフパーパスをイメージする
起床時に静かな場所で気持ちを落ち着け、2分イメージが浮かんだことをメモしてみる。
日々の書き出す内容の重複に自分の軸がみえてくる。思考が整理され、ぶれにくくなる。
・キャリア形成で大事なのは自分のキャリア形成に関して、圧倒的な当事者意識を持つこと
・なんとなく元気のない人は没入時間をつくる、生き方デッサンをする
・主体的に仕事に向き合うことができているかどうか
・組織にキャリアを預けず、自ら主体的にキャリア形成する。
人はいつからでもキャリア形成が可能
主体的に働くことで心理的幸福感が高まる
個人と組織の関係性もよりよいものにしていける
Posted by ブクログ
なりたい自分になるために、日頃から瞑想とメモをしようという筆者の意見が参考になりました。メモは以前からしていますが、瞑想はしていなかったので定期的にやってみます。
自宅や外出先などの静かな場所で、まずは深呼吸。3分ほど目を閉じて、将来なりたい自分をなるべく具体的に想像しましょう。
将来どんな人たちと、どんな環境で、どんな仕事をしていたいか。
結婚はするのか、しないのか。
結婚するなら、家族とどんな暮らしをしたいか。 田舎で暮らすのか、都会で暮らすのか。
休日は息子や娘と、どんな遊びをして過ごしたいか。
どんな趣味に打ちこんでいたいか。
どんな人たちと関わり、誰の役に立ち、何を一生大切にして生きていきたいか。
普段から瞑想するのを習慣にすることで、なりたい自分が少しずつ可視化され、幸せな人生に向かって進んでいける。まずは1日1回、夜寝る前にでもやってみようかな。
Posted by ブクログ
今日から使えるキャリア戦略の教科書
改めて今自分が取り組んでいることは天職にフィッティングできるようにしていることだと再認識。
さらにブラッシュアップするために
第3章キャリアは日々の行動から から
・1日のイメトレ
・毎週のセルフメンテナンス
を習慣化できるようにチャレンジ
あとTwitterのプロフィールも更新
Posted by ブクログ
今すぐ転職を考えていない人のための キャリア戦略
著:田中 研之輔
ビジネスパーソンが抱えるキャリアの悩みは、働く、稼ぐ、そしていきていく、この3つのバランスがうまくとれないことに関係している。
本書は、キャリアの悩みを一つひとつ解決していくために、具体的に取り組むことのできる思考法でを集めた、「知の基盤」である著者の造語「キャリアナレッジ」を軸として以下の4章から構成されている。
①あなたに必要なのは「キャリア戦略」だ!
②稼ぐために必要な意識改革をしよう
③キャリアは日々の行動から
④自分らしいキャリアを築くために、最大限に組織を活かす
自身を知り、向かうべき方向がどうなのか、そのために何をすべきか等を明確にしたり、自己と社会と組織等の関連性を捉え直したり、多くの概念をバランスといったキーワードで捉え直したりと、非常にシンプルでわかりやすく、キャリア戦略について基本と応用を教えてくれている。
その概念を糧にするために、多くの具体的な行動の手法を紹介しており、長期的視点かつ継続することで本書は活きてくる。
実直で誠実な人柄がにじみ出ているような本作。素直に受け取り、考えをすり合わせながらさらに理解し、そして行動に移したい。
Posted by ブクログ
ビジネスパーソン、所謂サラリーマン向けの本。
私たち現場主義者には
よく分からない内容もあったけど、
2章目、3章目は興味深く読めた。
義母むすの明子さんばりに
横文字の多い文書。
Posted by ブクログ
働き方について不安や考えることがあり本書を読みました。自分を見つめ直す良いきっかけになったと思います。本書の気に入った点は過去を否定せず、未来に向けて出来ることを考えていこうというスタンスが首尾一貫していたところです。また、仕事以外の部分に重きを置く生き方を否定せず、それも選び方なのだと示しているところだと思います。たまに読み返すかなぁと思いました。
Posted by ブクログ
人生の目的論てきな内容が書かれている。
・自分はどうなっていきたいか、どうなっていたら幸せなのか。その目的を達成するための手段が会社で働くこと。
・組織ありきのキャリアではなく、自立したキャリアを日々の瞑想/メモすることで言語化し蓄積する習慣から確立する。そうすることで主体的に働くことができ、仕事が楽しくなる。
・組織内の競い合いではなく、自分はどうなっていたら幸せかを追求するためにフレームワークを使用する。
Posted by ブクログ
キャリアの振り返りやこれからのキャリアを考えたい人にぴったりの本。やや抽象的であったり3章の自己研鑽パートは難易度高めだったり。やはり自分の頭で考えて行動せよということか。
01 戦略設計
自分の強みは何か
これまで投資してきた期間×積み重ねてきた経験
→意外とスキルベースで可視化するのが難しい
セルフビジョンの策定
「思考時間」をスケジュールに組み込む
02 意識改革
4Lチェックlabor(仕事) learning(学習)
leisure (余暇) 愛情(love)
①休眠資産売買する
②あなたがつくった「モノ」を売る
③スキルを売る
④強みを伸ばす
キャリアの悩みと解決策を
過去、現在、未来において可視化する
03 自己研鑽
転職で天職にめぐり合うか
今の仕事を天職にするか
副業で様々な分野にチャレンジするか
04 組織貢献
Posted by ブクログ
一回の転職で落ち着いちゃっている感がありましたが、正直まだ考えています。日々の考え方やキャリアを作るためのトレーニングはさんこうになりました。
Posted by ブクログ
キャリア形成=転職、副業と考えてしまうが、
組織から独立するのではなく、関係を深めつつ
複業という考えを提案している本。
何か副業したいと思いつつ何も行動できていなかったので、以下視点で考え小さく実行してみよう、と思った。
・キャリア資本というのは第三者的視点からみた「あなたの価値」
・ビジネス資本を考える→自分は何ができるのか?
→やりたいことが見つからない場合は、やりたくないことリストを書いてみる
・価値創出の考え方、手順は、
→もの、ものを作り、スキルを【売る】
→強みを伸ばす
Posted by ブクログ
社会学者でありキャリア論の研究・指導に携わる著者によるキャリア本。
「キャリア」というものを客観的かつアカデミックに捉えることを意図している。
内容はありがちなキャリア論ではあるが、有用で示唆的な主張もいくつかあった。
キャリア・プランニングの本質は「分析」と「方針決め」にあると思う。つまり自らの行動、置かれている環境、さらに広い意味での社会の流れを分析することがまず必要である。その上で自分の「どうなりたいのか?」という価値観に沿ったキャリアの方向を主体的に決めていかなければならない。
本著ではこの考え方を「現代版プロティアン・キャリア形成」と呼んでいる。現代行動型と未来創造型のハイブリッドであり、これらは両方インストールが必要な考え方なのだ。
これは納得性の高い主張かと思う。