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Posted by ブクログ
おもしろかった。黒人差別について、あまり詳しく考えたことも知ることもなかったから、こんなに差別が浸透していた過去の現実に、読んでいて刺激された。
白人として扱われたい黒人、男性になりたい女性、ひとつの場所に留まりたくても留まらない人、逆に留まってしまう人。何者かになりたくてみんながもがいていて、人生の長い時間をかけて自分と向き合いながら、最終的に選んできた選択の上の運命とぶつかる過程が強くて綺麗だった。
Posted by ブクログ
色の薄い2人の黒人が故郷を飛び出す。
一方は黒人と結婚して故郷に帰り、もう一方は白人として暮らし白人と結婚して裕福に。
そしてその子供たちは、トランジェンダーの恋人を持ち、自分の本当の姿を見失う。
昔のアメリカに強く残る人種差別を濃く書かれた一冊。
白人になりすましたステラは、裕福に暮らせるけど秘密のせいで私生活や娘との関係が上手くいかず元の家族とも疎遠に…
一方のディジーは、真っ黒な子供を産み元夫からの暴力に晒されたが、娘や恋人や母親と良好な関係が築いた。
ちょっと悲しいのが、ディジーは娘に秘密を作らなかったけど、娘はディジーに秘密を作ったこと。
なんだか2人とも報われない…
ちょっと不完全燃焼…
Posted by ブクログ
後半が面白かった。
黒人のお母さんと、白人のお父さんの間に生まれた子どもは、黒人という扱いを受けることに驚いた。
見た目が白人でも、実は黒人の血を引いているというだけで、ネガティブな感じになるのは衝撃だった。