あらすじ
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【内容紹介】
作家、ミュージシャン、映画監督など幅広い分野で活躍するパリ在住の辻仁成さんは「一日のほぼすべてをキッチンで過ごす」というほどの料理好き。
“愛情料理研究家”でもある辻さんがマルシェでの買い物や世界各地を旅して覚えたスープ26皿にまつわるエッセイ&レシピ集。
「フランス人は『スープを飲む』とは言いません。
興味深いことに、彼らは「スープを食べる(manger de la soupe)」と表現します。面白いですね。
でも言われてみると腑に落ちるのが、フランスのスープは結構食べ応えるのあるものばかり。
ぼくは、栄養素も高く、食材のエキスを濃縮した、このパリ・スープをランチの中心に据えて健康管理にいそしんでいます」(まえがきより)
【著者紹介】
[著]辻 仁成 Tsuji Hitonari
つじ・ひとなり●1959年、東京生まれ。作家、ミュージシャン、映画監督、愛情料理研究家。
『ピアニシモ』ですばる文学賞、『海峡の光』で芥川賞を受賞。近著に『父ちゃんの料理教室』現在、dancyu本誌で「キッチンとマルシェのあいだ」、dancyuWEBで「パリ・サラダ」を連載中。
パリ在住。キッチンを中心に生活中。
【目次抜粋】
ハンガリーのグヤーシュ・スープ
バターナッツスープ
オニオングラタンスープ
韓国風味噌鍋スープ
栗のポタージュ
ブランケット・ド・ヴォー
ボルシチ
玉ねぎと古代麦の新古今スープ
にんじんとクミンのスープ
ガンボ・スープ
フランス風豚汁
イタリアン・ウェディングスープ
冷製ギリシャ風スープ
レンズ豆とチョリソーのカレースープ
ムール貝のサフラン風味のクリームスープ
ホワイトアスパラのヴルーテ
プティ・ポワのポタージュ
ミネストローネ
パリ風、ポタージュ・ペキノワ
あえてパリ風、ヴィシソワーズ
夏のパリで愛されるトム・カー・ガイ
セビリアのガスパチョ
カスティーリャ地方のアホスープ
ナポリの漁師料理“アクアパッツァ”
感謝を込めた“クレーム・ド・マイス”
あさりのショードレー
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ミュージシャン、直木賞作家、映画監督という肩書きに愛情料理研究家が加わった辻仁成氏のweb版dancyuの連載をまとめた本。
氏の住むパリが舞台の食べるスープをテーマに、エピソードとレシピで構成されている。
ミポリンとのあいだに生まれた息子さんにゾッコンな様子や、近所の八百屋さん、レストランのシェフ、ママ友、旅先で出会った人などのエピソードは旅心をくすぐるし、普通は簡潔な表現であるべきレシピの文章も辻さん節が炸裂していて、読み物として面白い。
試してみようと思ったスープは以下の通り。
ハンガリーのグヤーシュ・スープ
ボルシチ
にんじんとクミンのスープ
冷製ギリシャ風スープ
ホワイトアスパラのヴルーテ
あえてパリ風、ヴィシソワーズ
セビリアのガスパチョ