あらすじ
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「正しさ」じゃない。言葉の教科書じゃない。女性が本当に使いたいと思える言葉を集めた本
他社の『大人の語彙力帳ノート』『言い換え図鑑』など、言葉に関する本が売れている。しかしどれも「他人からできると思われる」「恥をかかない」「損をしない」といった、他人からの評価を重んじるものが多く、女性が言ってみたいと思える言葉は少ない。
今回の新刊は、「正しい言葉遣いで、恥をかかないようにしよう」というモチベーションではなく、「相手も自分も心地よい」言葉遣いを紹介する本。新しい語彙を増やすというより、すでに知っている言葉を使ったコミュニケーションなので、読者にとってもハードルの低い内容となっている。
また、会話のシーンを細かく分けて、「残念」「すてき」を対比して見せていくレイアウト。
そして会話のシーンを具体的に想像できるイラストを入れて、楽しんでもらう作りを目指している。
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Posted by ブクログ
国語の教科書これにしたら?ってくらい、素敵な言い換えがつまった1冊。言いたいことは同じでも、言い方によって受け取り方も受け取られ方もまったく違うなと思うから、きちんとインストールしていきたい。
・心の調子が悪いときは、まずは体をあたためる
・(ほめられたとき)ありがとうございます。ほめていただけてうれしいです。
・かわいいを言い換えられるようになる!
・(紹介してもらえたとき)ご縁を繋いでいただけて、とてもうれしいです!
・(お願いをされたとき)うれしいです!精一杯頑張ります。
・プラス言葉でサンドイッチする。
・断りにくいときはサイズダウンして引き受ける。
・(電話の応対)
×もしもし
⚪︎Aさん、こんにちは。
Posted by ブクログ
相手に好印象を抱いてもらうための言い換え言葉が盛りだくさんの本書。
文字数が少ないのでスラスラ読めるが
情報量はかなり多く、個人的には大満足の一冊でした。
販売、営業、新社会人が勉強になる内容です。
●言葉は「かっこいい台詞」より、「あたたかな言葉」をチョイス
●言葉はファッションのように「その日のテーマ」で楽しみながら選ぶ
●いつもお世話になっております
→先日は○○の件でお世話になりました
今日を楽しみにしていました
※初対面の相手に対して「仲良くなろう」「知ってもらおう」ではなく、相手に安心してもらう事が第一優先。
●久しぶりの挨拶
→お久しぶりです。お元気そうで何よりです。
→ご無沙汰しております
→一段と素敵になられましたね
●相手を気遣う
→お疲れの様ですが、お加減、大丈夫ですか?
→お茶でも飲んで、ひと息ついて下さいね
●感じよく会話を終える
→ご面倒をおかけしますが、宜しくお願いします
→また、いつでもお声かけ下さい
→ご自愛ください
→養生なさって下さい
→ご家族にもよろしくお伝えください
→彩り豊かな日々になりますように
●もてなす言葉
→ようこそ、お出で下さいました
→ようそこ、お運びくださいました
→雨の中、ご足労頂きありがとうございます
→ほんのお口汚しですが
→心ばかりですが
※おもてなしは、五感を意識して
①視覚(清潔感)
②聴覚(心地よいBGM:音量はどうか)
③嗅覚(心地よい香り:生活臭はどうか)
④味覚(飲み物やお菓子)
⑤触覚(空調や座り心地:温度調節はどうか)
●季節感をこめる
→いよいよ夏本番ですね
→春風が心地よいですね
→お花見にぴったりの季節ですね
→蝉時雨が愛おしく感じられます(夏)
→秋の足音が聞こえます
→凛とした空気が気持ちよいですね(冬)
→季節の移ろいが楽しい時期です
→今年もいよいよ押し迫ってきました
※「季節って素敵だなぁ」と感じてもらえる表現をする
※季節の花
①春→桜、チューリップ
②夏→ひまわり、朝顔
③秋→コスモス、金木犀、紅葉
④冬→ポインセチア、シクラメン
●嬉しさを伝える
→心から嬉しく思います
→大変光栄です
→心躍ります
→胸がいっぱいになりました
→グッときました
→沸き立つ思いです
→舞い上がるような気持ちです
→思わず小躍りしたくなります
●感動を伝える
→感銘を受けました
→心に染みます
→絵も言われぬ美しさです
→高揚感に包まれました
→心の琴線に触れました
→心を揺さぶられました
※香りを表す言葉
スモーキー、スパイシー、南国の香り、柑橘の香り、フルーティーな香り、臭みの無い、鼻から抜ける香り
●同意を伝える(NG:なるほど)
→確かに、その通りですね
→かしこまりました
→承知しました
→いいですね(あいづち)
●反対意見を伝える(NG:それ必要ですか?)
→こうしてみるのは、いかがですか?
→私の考えは少し違うのですが、宜しければ聞いていただけますか?
→私の思い過ごしかも知れませんが、ご確認頂けますか?
→おもしろい考えですね(いったん肯定)
→その場合に考えられるデメリットは何かありませんか?
●疑問点を伝える
→○○についてご教示頂けますか
→1点お尋ねしてよろしいですか
→確認のために○○のところもう一度お願いします
※教えて欲しい時のクッション言葉
→①お忙しいところ申し訳ありませんが
②調べてみたのですが
③念のための確認ですが
④自分なりに考えたのですが
●人への好意を伝える
→○○さんは私の憧れです
→初めて会った気がしませんね
→何ものにも代えがたい存在です
※「好き」の表現を豊かに
→愛おしい、チャーミング、心惹かれる、可憐、落ち着く
●悲しみを伝える
→心に穴が開いたような感覚です
→胸が張り裂けそうです
→断腸の思いです
→悲痛な気持ちです
→やるせない
→肩を落とす
→慟哭(悲しみのあまり声を上げて激しく泣く事)
→滂沱の涙(とめどなく涙が溢れる様子)
●お世話になったお礼
→おかげさまで、うまくいきました
→お心遣い、痛み入ります
→この度の取り計らい、深謝いたします
→お力添えをありがとうございます
●頂き物へのお礼
→お心尽くしの贈り物をありがとうございます
→何よりお心遣いが嬉しいです
●プラスアルファのお礼
→早くお礼を伝えたくて、ご連絡いたしました
→嬉しくて思わず筆をとりました
→とても気に入っております
●雑談する(NG:いきなり雑談はダメ)
→私事ですが
→話は変わりますが
→全然関係のない話なのですが
→話を戻しますが
※雑談にオススメネタ
(例)「人生で最初に買ったCD」
●聞き上手なあいづち
→はい、そうなんですか、すごい
→いいね、いいですね、
→わぁ!おお!へぇ~!
→もっと続きが聞きたいです
→そうでしたか
→もちろんです
●聞き返す
→もう一度よろしいですか?
→いったん整理しますね、○○ということで宜しいでしょうか?
→理解が追い付かず、申し訳ありません
●話を切り上げる(NG:もういいですか?)
→もっと聞きたいのですが、予定があるので改めさせて下さい
→話が脱線してしまいましたね
→気づけばこんな時間!楽しい時間はあっという間ですね
●短く褒める
→素敵です
→お見事です
→最高です
●センスを褒める
→お似合いですね
→春らしくてすてきです
→着こなしが垢ぬけていますね
※「美しさ」を褒める素敵な日本語
→清楚、しとやか、奥ゆかしい、麗しい、気品、優雅、艶やか
●人柄を褒める
→○○さんが居てくれると、場が和みますね
→あたたかいお人柄ですね
→包容力がありますね
→ユニークな発想ですね
→芯がしっかりしていますね
●仕事ぶりを褒める(NG:若いのにやるね)
→○○さんならできると思っていたよ
→仕事が丁寧ですね
→頭の回転が速いですね
→○○さんの頑張り、私も見習いたいよ
→板についてきたね
→仕事が早いね
→コツコツ続けられるって才能ですね
※「過去」と「現在」を比較して褒める
相手の成長を褒めるコツは3つ
①結果
②プロセス
③行動や意識の変化
具体的な変化を伝えて褒めると相手は「見ていてくれたんだ…」と言う気持ちになる
※当たり前のことをあえて褒める
「時間通り」「デスクが綺麗」「返信が早い」「挨拶が気持ちが良い」
●相手を立てる
→○○さんの言葉は深いですね
→卓越していますね
→ケタ違いですよ
→伝説ですよ
→目の付け所が違いますね
→その考えには至りませんでした
●褒められた時
→頑張っているので、褒めて頂き嬉しいです
→今後の励みになります
→そこに気付いてくれたのは○○さんだけです
※褒められた時の返し
→①お礼を伝える➡②喜びの気持ちを伝える➡③相手を立てる
●シンプルに励ます(NG:頑張って)
→応援しています
※相手が頑張ると言っていないのに、頑張れを言うのは控える
※心に響く励ましのコツ
①過程「1年目でこんなにできるのは凄いよ」
②過程「だから、今回のトラブルも大丈夫」
③可能性「○○さんなら乗り越えられるよ」
●新生活を迎える人に
→新しい門出を応援しています
→これからも○○さんらしい素敵な人生を歩まれますように
●短い励まし言葉
→応援したい時
しっかり、グットラック、上手くいくといいね、自分を信じて、幸運を祈る、勝利は目前
→ねぎらいたい時
努力が実った、気楽にいこう、挑戦するだけですごい
●やわらかくお願いする(NG:ちょっといいですか?)
→15分ほどお時間頂けますか?
→○○さんだからお願いしたくて
→お願いできたら心強いです
→実は○○で困っておりまして
→難しいようでしたら、断って頂いて差し支えありません
●確認や検討をお願いする
→お目通し下さい
→ご一読下さい
→ご査収下さい(間違ってないか確認して欲しいとき)
●来訪をお願いする
→お越しください
→いらしてください
→お立ち寄りください
→おいでくさい
●催促する
→○○の件でリマインドさせて頂きます
→念のため再送させて頂きます
→体調は崩されていらっしゃいませんか?ご連絡のほどお待ちしております
●お願いされたとき
→嬉しいです、精一杯頑張ります
→○○さんのお願いなら喜んで
→お任せください
→頼って頂けて嬉しいです
※OKの使い分け
①了解しました(同僚)
②承知しました(目上の人:内容を理解し受け入れる)
③かしこまりました(目上の人:命令や依頼を承る意味)
●断る
→あいにくですが
→せっかくなのですが
→ありがたいお話なのですが
→○○致しかねます
→またいつでもご連絡下さい
※プラス言葉でサンドイッチが聞く
(+)ありがとうございます
(-)申し訳ありません~
(+)また今度、ご一緒に~
●誘いを断る
→次はこちらからお誘いさせてください
→この埋め合わせは必ず!
●厚意を断る
→大変ありがたいのですが、お気持ちだけ頂きます
→今回は自分の力で頑張ってみたいので
→困ったときは頼らせてください
●認められない時
→承服致しかねます
→判断しかねます
→承りかねます
→返答しかねます
→対応しかねます
→決めかねます
→責任を負いかねます
→ご要望には添いかねます
→お受けいたしかねます
※上記+クッション言葉
→ご希望に沿えず~
→~あしからずご了承くださいませ
→せっかくなのですが~
●ストレートな謝罪
→合わせる顔もありません
→重ね重ね申し訳ございません
→お叱りはごもっともです
→弁明の余地もありません
→陳謝
→猛省
●お気遣い 言い換え
→①ご配慮いただき(相手の行動に対して)
②お心遣い頂き(お気遣いよりも心がこもった表現)
③気にかけて頂き(心配してくれたことへの言葉)