あらすじ
社会学と出会うと、自分も世界も違って見えてくる! 本書は、従来の教科書のように理論や概念を暗記知識のようには取り上げない。著者の実体験や、映画・文学などの具体的エピソードをもとに、社会学の勘どころをかみくだいて紹介し、生きた学問として体感するための一冊である。内田樹氏推薦
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Posted by ブクログ
時よりなんでこの本もっと話題にならないんだろって思う本ありますよね?まさにそれです!
この本は大学2年の頃に教材として使われましたが、僕はそれ以上の価値があると思っています!
大学生で授業を受けてる時ってなんか面白くないなーとかすごく薄っぺらいものに感じたことありませんか?それって日本教育的に大丈夫なのって思いますよね。
明治を生きた夏目漱石も三四郎にて「日本の大学においては人としての心が押しやられ、深みのない単に薄っぺらい知識のやり取りが行われ、学生はその知識をただコピーするに過ぎない」と、これは今を生きる私たちにも当てはまるのではないでしょうか。
だからこそ読んでほしいです。作者の人生に立ち会い、その現実から社会学を知っていただきたいと心から願っています。自分が生きた世界にはどんな学びがあるのか考えるきっかけになればと思います。
Posted by ブクログ
著者の岩本茂樹さんは大学教員のみならず、小学校、中学校、高校でも教員としての経験があるらしく、そのためか本書でも自身のエピソードトークと関西弁を交えながら面白おかしく社会学について解説してくれています。
もちろんただ面白いだけではなく、多くの人にとって身近な話題を切り口として社会学の扉を開いていきます。
各章末には、章で扱ったトピックについて考えを深めるための「深めてみよう」コーナーや本文中で取り上げた参考文献の記載があり、さらに自身で学びを深めるための契機になると思います。
Posted by ブクログ
社会を形成する人間が、その社会のなかでどう個人としてつながっているのか
それを様々な視点で論じるのが社会学なのだな
そしてそれを学ぶことは、個人としての自分を俯瞰で見ることにつながるんだと思う