【感想・ネタバレ】夜にはずっと深い夜をのレビュー

あらすじ

「きたないものがきらいなきれいなおかあさん」「花言葉で未来を占う華子」「同窓会で自分の名前を思い出せない佐々木さん」・・・・・・。壊れゆく日常のすきまから世界はねじれ始める――。過剰な愛と死への欲望に取り付かれた女たちが紡ぐ、狂おしいまでに悲しく美しい物語。

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購入済み

不思議な世界観

鳥居みゆきってほんとにあの鳥居みゆき?!
私はヒットエンドラーンのイメージしかなくて、芸をそんなに知らないけど、彼女の中にこんな世界観が出来上がってる思うとぞっとしない。
本当に不思議な世界観で集中してすぐ読み終わってしまう。どんどん入り込むと戻れないような恐怖とでもその先を見たい、理解したいという気持ちとが入り混じりました。
怖い本ではないけどこわい。

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2022年09月10日

購入済み

世界観が好きです

登場人物の関連性を把握することに時間がかかりました(把握しても、読み進めると忘れてしまう)が、各章の繋がり方が面白かったです。
また、日常生活の中で起きている様々な出来事について、思考したくなるような物語でした。

#怖い #ダーク

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2022年04月13日

Posted by ブクログ

「鳥居みゆき」の芸風をそのまま文芸にした感じ。鳥居みゆき好きならおもしろいんじゃなかろうか。この人すごいなぁ。

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2015年10月10日

Posted by ブクログ

ザワっとする表現もあり、プププと笑える箇所もあり、これまともに捉えなくってもよいかなってお気軽な所もあり、鳥居みゆきさんらしい楽しめる一冊でした☆

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2013年05月12日

Posted by ブクログ

詩の如き編、連歌の如き編、一人芝居が目に浮かぶ編などバラエティに富んだ短編集。新書の発売日に新宿で見かけたことを思い出しました。読む時は、一人、ゆっくり、静かな場所で。

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2013年02月01日

Posted by ブクログ

奇妙な味の散文。
注意深く読んでいかないと読み解けない。
鳥居みゆき、
ハイテンションではなく、精神分裂を装う鬼才。

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2012年02月15日

Posted by ブクログ

女性ピン芸人・鳥居みゆきさんの連作短編小説集です。
ときに、詩的だったりもする散文たち。

ブレインストーミング的に自由で壊れた想像を彼女らしい言葉で
紡いでいくような感覚に感じるんですけれど、
その、表面には出てこない深いところには、
ちゃんと彼女なりのしっかりした計算があるんだろうなぁと、
解説も読んでそう思いました。
計算というか様式美を持っているんじゃないかって気になりました。

そして、ぎりぎりの精神で、それは病むか病まないかを意識していて、
そういう「場」から物語を作っています。
そこには彼女の挑戦があるのか、精神を病むことの怖れがあるのかは
わかりませんが、彼女の芸風としてそういうのを扱っているようです。

物語の一編一編は短くて、すぐに改行もされる文章なので、
文字数はさほど多くなくて、読書慣れしていない人たちでも、
一冊200ページ弱を、苦労なく読み終えることができると思います。

ギミックといって良いのかわかりませんが、
いろいろと、物語と物語の間に仕掛けというか、
繋がりを持たせていたりもしますので、
さらーっと読み飛ばしながら読むようなことをしたら、
この本の面白みには気付けなくなります。
そこは注意して読んで、深い夜を楽しむといいのではないかな。

僕は鳥居みゆきさんのDVDを持っていたりして、
興味を持っていることもあって、
面白く読めました。
芸人さんのひょろっとした表面の裏をうっすらと感じさせられたりします。

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2014年10月31日

Posted by ブクログ

書こうと思って意図的に書けるような内容なのか、これ。
厨二が好みそうな語り口だけど、中身はかなり壊れていて。
散文的な文章が多かったから、もう少し長めのも読んでみたい。
「嫌われ松子の一生」みたいなのが出来上がりそう。

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2012年02月21日

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