感情タグBEST3
Posted by ブクログ
シリーズ化しましたね。平安末期で化物退治の英雄と陰陽師ですが、ファンタジーではなく現実味のあるお話なのが私は好きです。実際、化物とか陰陽術なんかはこんな感じだったんじゃないか、とも思えますね。
Posted by ブクログ
時代と共に妖怪も変わっていく。
あのゴジラですら、宮田登氏(民俗学者、残念なことに早逝)の言葉では妖怪なのだから。
その妖怪が造られた時代に居合わせしまった、安倍晴明と源氏頼光の五代目たち。
幽霊の正体見たり 彼尾花 ではないけれど、怪異に現実的に向き合うのはいいなぁ。
書いていただけたら、続きを読みたいですね(^^)
Posted by ブクログ
1巻のラストでそれぞれの道を歩み出した3人がまた集結することになるとは!
タイトルから頼政と泰親の再会は容易に想像ついたけれども、そこに玉藻も合流したのには本当に驚いた。
1巻もこの3人でわいわい事件を解決していくのが楽しかったので。
『平家物語』で有名な人たちも登場の2巻。
道具のもののけである(それでいて当時にはその考え方がなかった)付喪神の話や、安珍清姫の話など、とにかく有名な人物やエピソードが盛りだくさんの話で、個人的にかなりテンションが上がった。
付喪神の話はオチが2段階だったのも興味深かった。
頼政にはロマンスのお話も。
登場した方は、実際に妻として語られる方だったのか。
(調べて、その後の頼政公の話も同時に知って落ち込んだのは蛇足エピソード)
諸事情ですれ違いそうになったけれど、何だかんだでうまくいっているようでよかった。
玉藻がその空気に耐えられず泰親を置いて去ろうとするほど、2人の世界に入っておられたので。
趣味も合いますからなあ。
巨大生物に天かける狗こと「天狗」(羽があったり光って流れるものだったり)などなど、前述通りエピソード盛りだくさんで読み応えたっぷりの2巻でした。
ただラストがやっぱりその展開か……と寂しくもあったが。
多少予想はついていたけれども、直前の火事に持って行かれていたので。
受け身が取れなかった……